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被災地で伝統芸能交流 金沢・森本の獅子舞、陸前高田で演舞

北國新聞社 8/7(日) 3:34配信

 金沢市PTA協議会第1ブロックの小中学生と保護者ら22人が6日、岩手県陸前高田市に入り、現地の親子と交流を育んだ。陸前高田市は5年前の東日本大震災で津波にのみ込まれ、祭りを彩る山車の大半が流された。参加者は、金沢の獅子舞を力強く演じ、復興のシンボルである「うごく七夕」の山車をともに引くなど、伝統芸能を通じて「心の絆」を確かめた。

 金沢市森本地区を中心とする第1ブロックと陸前高田市の交流は2013年度から続いている。子ども同士の交流は初めてで、金沢市森本中、花園小、不動寺小、医王山小中の親子らが同日、新幹線とバスを乗り継いで現地入りした。

 獅子舞は、大きな山車が入った倉庫の前で繰り広げられ、陸前高田市高田小、第一中、高田高の親子約80人が見守った。勇壮な演舞に続き、獅子頭に触れ合うなどして談笑し、参加者全員で力いっぱい山車を引っ張った。

 うごく七夕まつりは、陸前高田市で毎年8月7日に行われる伝統行事で、華やかな七夕飾りをつけた車輪付きの「動く山車」が市街地を練り歩く。しかし、地区ごとに計12台あった出車は震災で3台にまで減り、県内外からの支援で復活した経緯がある。

 森本中3年の村上愛(めぐ)さんは「震災に負けず、伝統が受け継がれていることに感動した」と話した。

 一行は、陸前高田市観光物産協会で被災者の話に耳を傾け、気仙中の前では、追悼歌をささげた。今回の交流は県PTA連合会の事業として行われ、日本PTA全国協議会の教育支援基金の採択を受けた。活動の成果は小冊子にして石川県内の小中学校に配られる。

北國新聞社

最終更新:8/7(日) 3:34

北國新聞社