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【香港】「痩肉精」使用の本土豚肉が発覚、一部流通

NNA 8月8日(月)8時30分配信

 香港政府食品環境衛生署(食環署)は5日夜、中国本土・江西省産の生きた豚から、使用が禁止されている飼料添加物「痩肉精」が検出されたと発表した。7日までに問題の豚肉計3,500キログラムを回収・処分したが、一部は市場に流通した。供給量の多い江西省産の豚が輸入禁止となったことで、小売価格が値上がりするとみられている。明報など7日付香港各紙が伝えた。
 食環署によると、江西産の生きた豚319頭から「痩肉精」が検出され、このうち40頭分の豚肉が市場に流通した。流通先は街市(公設市場)やスーパーマーケット大手のウエルカム(恵康)、佳宝食品超級市場(カイボー・フード・スーパーマーケット)など域内各地の27カ所。
 食環署はまだ流通していなかった約2,200キロと流通済みの約1,300キロを回収。7日までに処分した。ただ実際に消費者が問題の豚肉をどれだけ購入したかは不明なようだ。
 痩肉精はクレンブテロールやラクトパミンなどを成分とする興奮剤の一種で、飼料に混ぜると肉の赤身が増える特徴がある。飼料の投入量が通常より少量で済み、出荷が早くなるため養豚場ではコスト減を目的に使用される。香港では2012年にも本土産の生きた豚から痩肉精が検出されていた。人が痩肉精を大量に摂取すると、頭痛やめまいなどの症状が出るという。
 本土側は6日までに、江西産の生きた豚の香港輸出を禁止。江西産は毎日600~800頭が香港に運ばれ、香港の供給量の15~20%を占める。業者は広東や湖南など他省からの供給を増やして対応する考えだが、江西産の供給停止に伴い卸売価格が1割上がり、小売価格にも8日から反映されるとの見方がある。
 今回は漁農自然護理署(漁護署)の検査が遅れたほか、問題となった豚肉を早くに認知しておきながら回収が遅れたことなどもあり、食肉業界では「当局の管理方法に大きな問題がある」として強く批判している。

最終更新:8月8日(月)8時30分

NNA

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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