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【シンガポール】企業統治指数、シングテルが首位維持

NNA 8月8日(月)8時30分配信

 シンガポール国立大学(NUS)ビジネススクール付属機関の企業統治・組織化センター(CGIO)と大手会計事務所CPAオーストラリアなどが共同でまとめた2016年のシンガポール企業統治・透明性指数(SGTI)は前年を2.1ポイント上回る49.7となり、過去最高を記録した。通信最大手シンガポール・テレコム(シングテル)が6年連続で1位となった。4日付ストレーツ・タイムズなどが伝えた。
 SGTIは上場企業のコーポレートガバナンス(企業統治)や情報開示の透明性を審査するもので、従来の「GTI」の強化版。今回は3月末までに年次報告書を発表した631社が対象となった。
 1位のシングテルの指数は124で、前年から6ポイント上昇した。取締役の責務に関する情報公開の強化、幹部の報酬の詳細な公表などが大きく評価された。2位は金融大手DBS、3位はシンガポール取引所(SGX)、4位は不動産開発大手キャピタランド、5位はコングロマリット(複合企業)ケッペル・コーポレーションだった。
 対象企業全体のGTIは過去最高となったが、上昇率は2011~15年の平均4%を下回った。これについてNUSのローレンス・ロー准教授は「12年5月の企業統治に関する規制の改正を受け、過去2年は指数が大幅に上昇していた」と指摘。改善ペースの減速は自然なことで、心配する必要はないとしている。

最終更新:8月8日(月)8時30分

NNA