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台湾の大学入試合格率、過去7年で最高 一方で3分の1が定員割れ

中央社フォーカス台湾 8月8日(月)15時38分配信

(台北 8日 中央社)2016年度の大学入学試験の分配結果が8日、発表された。合格率は97.11%で、過去7年で最高を記録。一方で、3分の1を超える大学が定員割れとなり、そのうち6校は欠員率が5割を上回った。少子化の影響だとみられている。

台湾では複数の大学入試制度が実施されており、今回発表されたのは共通入学試験である指定科目試験の結果。同試験の出願者は試験終了後に志願校・学科を順位をつけて登録し、試験結果に応じて各大学に合格者として割り振られる。登録は100項目まで可能。

合格者の分配を行う大学試験入学分配委員会(大学考試入学分発委員会、分発会)によると、今年は総定員4万6192人に対し、志願者は4万4958人で、合格者は4万3659人。志願者の平均登録項目数は57個だった。

今年同試験に参加したのは66大学。定員割れは23校で、約35%を占めた。計2953人の欠員は過去7年で最多。欠員数が最も多かったのは中華大(516人、新竹市)で、次いで開南大(473人、桃園市)、華梵大(378人、新北市)となった。

欠員率が5割を超えたのは、明道大(彰化県、68.61%)、華梵大(67.02%)、玄奘大(新竹市、63.82%)、康寧大(台南市、61.97%)、開南大(57.19%)、中華大(53.97%)。いずれも私立大。欠員5割超えの大学は2010年以降出ておらず、6校は過去最多。

分発会の蘇慧貞主任委員は、欠員率の上昇は深刻な問題だと言及。背景には少子化の影響があると指摘し、各大学は学科や研究領域について再検討する必要があるとした。

(許秩維/編集:名切千絵)

最終更新:8月8日(月)15時38分

中央社フォーカス台湾