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【フィリピン】アジア開発銀行の中尾総裁、全会一致で再選

NNA 8月8日(月)8時30分配信

 アジア開発銀行(ADB)は5日、今年11月に任期が切れる中尾武彦総裁の再選を、総務会が全会一致で決定したと発表した。任期は11月24日からの5年間。
 中尾氏は声明で、「アジア太平洋地域の包括的で持続可能な開発を支える域内第一の開発機関としてのADBの地位を高めていくことに専心する」と述べた。麻生太郎財務相は、「中尾総裁のリーダーシップの下、ADBがアジア太平洋地域の持続可能な成長と貧困削減にさらなる貢献をしていくことを期待している」との談話を発表した。
 ADBは、今年5月31日~6月30日に総裁候補者を募ったが、立候補者は中尾氏だけだった。中尾総裁は13年4月28日に就任。前任の黒田東彦日銀総裁が任期満了前に辞めたため、残りの任期が今年11月23日で切れる。総裁選挙には域内加盟国から立候補できるが、1966年のADB設立以来、日本以外の国が候補を立てたことはない。日本は米国と並ぶADB最大の出資国で、中尾氏で9代目となる総裁は全て日本人が務めてきた。
 中尾氏は78年に大蔵省(現財務省)に入省。財務官として、国際金融や開発分野において重要な経験を積み、アジア太平洋地域の各国要人や国際開発分野のリーダーと親交がある。2010年と11年には東京大学の客員教授として国際金融を教えた。

最終更新:8月8日(月)8時30分

NNA