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近藤亜美 銅にも悔し涙「これが実力差…私に五輪はまだまだ」

デイリースポーツ 8月8日(月)6時2分配信

 「リオ五輪・柔道女子48キロ級」(6日、カリオカアリーナ)

 女子48キロ級は近藤亜美(21)=三井住友海上=が、優勝したパレト(アルゼンチン)に準決勝で敗れたものの3位決定戦を勝ち、同階級2大会ぶりのメダルとなる銅メダルを手にした。これが今大会の日本選手団第1号メダルとなった。

 かつて日本の看板階級と言われた女子48キロ級で復権を担った近藤だったが、準決勝で15年世界女王のパレトに背負い投げで技ありを奪われ敗れると涙。3位決定戦で勝ち、銅メダルを決めた瞬間こそ拳を握ったが、その後は再び悔し涙があふれた。

 「情けない。これが実力差。私に五輪はまだまだでした」

 ハマったときの圧倒的な強さの裏に潜む、もろさが常に課題だ。14年に19歳で世界女王に輝いたが、その後は苦しんだ。得意の払い腰を研究されるようになると、勝てなくなった。「自分はあんまり強くないと気づいた。いろんなことを抜かしてきたツケがきた」

 それまで1週間で落としていた減量も、一カ月かけて落とすようにした。筋肉がついて半袖やかわいい服が着れなくなると敬遠していたウエイトトレーニングにも取り組んだ。「Tシャツもサイズが上がった。すごいショック。Sだったんですけど、最近はMも危うい」。天真爛漫(らんまん)な21歳は“乙女心”と戦いながら己を磨いてきた。

 それでも五輪の舞台ではパワー不足が目立った。「やってきたことは少しずつ効果が出てきているけど、まだまだ足りない」と自戒した。「4年後は一皮も二皮もむけて、次の五輪に臨めたら」。胸で鈍く光るメダルを、TOKYOでもっともっと輝かせるための戦いが始まる。

最終更新:8月8日(月)6時40分

デイリースポーツ