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クロップ監督、英『ザ・サン』の質問スルーでさらに株を上げる?

ISM 8月8日(月)17時25分配信

 現地時間6日に行なわれたインターナショナル・チャンピオンズカップでバルセロナ(スペイン)を4対0と粉砕したリヴァプール(イングランド)。就任以来、ファンのハートをしっかり掴んでいるユルゲン・クロップ監督はこの日、さらに株を上げたかもしれない。

 リヴァプールファンを喜ばせたのは、バルサを叩きのめしたこともさることながら、試合後の会見でクロップ監督が英タブロイド紙『ザ・サン』の記者の質問に答えなかったこと。リヴァプールのコアなファンは、1989年のFAカップでサポーター96人が命を落とした「ヒルズボロの悲劇」以来、同紙の購買をボイコットしている。

 この事故は当初、酒に酔ったファン、チケットを持たないファンが満員のスタジアムに無理やり入ろうとしたことが原因とされ、ファンの行為が長年非難されてきた。しかし、その後に英政府が行なった調査で事故の直接の原因は警備側の安全対策の不備と事故発生後の不適切な対応にあったと判明している。

 当時、リヴァプールファンを非難する記事を一面に載せたのが『ザ・サン』であり、同紙はのちに謝罪。しかし事故に巻き込まれた人々への想いから、サポーターは「Don’t By The Sun」キャンペーンを展開。27年間、同紙を購入していない。

 そしてこの日の記者会見、今季がフルシーズンでの指揮となるクロップ監督も、この伝統に倣った。ウェンブリーで行なわれた試合のあと、同監督は他メディアの報道陣には機嫌良く応じたが、同紙の記者から質問を受けても答えず。その対応は英『インデペンデント』や独『シュピーゲル』誌(電子版)など大手メディアも伝えている。

 報道によれば、クロップ監督は「私はもう、『サン』の記者とは話をしない」と語ったとのことだが、その理由ははっきりしない。同監督は「私が今、リヴァプールの監督だからではない。今後数日、あるいは数週間後に起きる出来事を考えてのことだ。分からないがね。個人的な恨みがあるわけでもない」と話すと、記者に「あなたはまだ『サン』で仕事をしているんですよね? なるほど。あなたは耳を傾け、書きたいことを書けばいいと思います」と言ったという。

最終更新:8月8日(月)17時28分

ISM

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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