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【柔道】銅メダル・近藤亜美 「おてんば娘」を変えた「小姑」とのケンカ二人三脚

東スポWeb 8月8日(月)17時0分配信

 リオ五輪柔道女子の史上最年少金メダルを目指した6日(日本時間7日)48キロ級の近藤亜美(21=三井住友海上)は銅メダルに終わった。準決勝でパレト(アルゼンチン)に敗れて号泣。なんとか短時間で立て直し、3位決定戦ではムンフバト(モンゴル)から終了間際の隅落としで有効を奪って今大会日本人メダル1号となった。「情けない。銅メダルはあまりうれしくはないが、続く選手には頑張ってもらいたい」と声を落とした。

“小姑”を自称する所属の貝山仁美コーチ(38)と歩んだ2年間だった。五輪金メダリストの吉田秀彦氏(46)らを輩出した愛知の名門・大石道場出身ながら、ある実業団監督が「ウチも獲ろうと思って調査したが、チームへの影響を考慮した」と言うほど、2014年4月の入社時は“おてんば娘”だった。

 指導役の貝山氏も骨を折った。新人にもかかわらず、忠告から言い合いになり、険悪ムードのケンカに発展したことも「数え切れないです」(貝山氏)。報道陣が見ている前でやり合ったこともあった。しかし、服装から寮での生活まで社会人としてのマナーも植え付けていった。食堂でスマホ片手に“ながら飯”を取る。物を大事にしない――。そんな面をチクチクと注意されているうちに、近藤の意識は大きく変わった。

 準々決勝で左目のコンタクトレンズを落としたが、予備を忘れる失態。「外国人選手の目の色が違った」と五輪の怖さも痛感した。リベンジは4年後。「ひと皮もふた皮もむけて臨みたい」と近藤は前を向いた。

最終更新:8月8日(月)17時0分

東スポWeb