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広島 首脳陣が喝「堂々優勝口にせよ」

東スポWeb 8月8日(月)17時1分配信

 広島は7日の巨人戦(マツダ)を9回二死走者なしからの逆転サヨナラ勝ちで、再び巨人とのゲーム差を5.5と広げた。一時は最大11ゲーム差と独走するも突然、投打がかみ合わなくなり4連敗。プレッシャーから自信を喪失しかけていた若いチームに首脳陣が“喝”を響かせた。

 今季初の同一カード3連敗は目前だった。しかし、1点を追う9回二死から巨人の守護神・澤村に強烈なカウンター。菊池が左翼スタンド上段へ同点ソロ。1点差ゲームを落とし続けた嫌なムードを払拭する。続く丸が冷静に四球を選ぶと、新井が左翼手のグラブをかすめる適時二塁打。丸が俊足を飛ばし本塁を陥れた瞬間、新井は右拳を突き上げ派手なガッツポーズだ。

 ヒーローとなった“新井様”は「昨日もおとといもみんな諦めていなかった。それが今日の勝ちにつながった」とし「(この勝ちは)大きいのかな? いや大きい小さいじゃなく、次の試合もみんなで気持ちを出して臨んでいきたい」と興奮を押し殺すように冷静に振り返った。

 チームは見えない重圧に苦しめられていた。前回本拠地で巨人を下した7月12日から「最短で○日にマジック点灯」と優勝秒読み報道がなされるようになった。だが、それとは裏腹にM点灯はおろか、成績は失速気味に。5日の巨人戦で今季初の3連敗を喫すると、ズルズルと連敗は4まで伸びた。

 今季のチームは「一戦一戦を大事に戦う」がスローガン。選手に先々のことまで考えさせず、のびのびプレーさせてきた。だがある首脳陣は「確かに積み重ねは大事」としながらも「選手はおとなしすぎる。萎縮する必要はない。もう目の前に来ているのだから『早くマジックをつける』『優勝する』と口に出して言わないと。目を背ける必要はないのだから」と“言霊パワー”を提唱する。

 実際、黒田は日米通算200勝を達成した際「優勝したい」と明言。だが、若手は連勝中も殊勝なコメントに終始してきた。なかなかベテランのような振る舞いは難しいかもしれないが、この劇的勝利で今後は自信たっぷりのコメントが聞けるようになるかもしれない。

最終更新:8月8日(月)17時1分

東スポWeb

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