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巨人マイコラス 崩れぬ不敗神話

東スポWeb 8月8日(月)17時1分配信

 巨人は、あと一歩のところでコイ3連勝を逃した。誤算だったのは抑えの澤村。1点リードの9回二死から菊池に同点ソロを浴びると、新井にサヨナラ適時二塁打を許し、悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。広島との差は再び5.5。それでもまだ、チームに暗さはない。むしろ、逆転Vへの手応えを強めている。

 痛恨の黒星だったことには違いないが、試合後の高橋由伸監督(41)は「負けはしたが、何か内容が悪い試合だったかとか、そういうわけじゃない」と努めて前向きだった。打線は21試合連続安打の阿部を中心に、今回の3連戦で計35安打15得点と好調ぶりを発揮。「今こうしてチームは打線も活発ですし、投手も頑張っている。結果的にいいものが出ていると思うし、これから勝負どころに向けて、特にいいことしか今のところ考えていない」と最後も強気な言葉で締めた。

 先発したマイコラスの“不敗神話”も不思議と崩れなかった。2回に会沢に先制3ランを浴びるなど6回10安打5失点で降板したが、打線がこの日も猛援護。7回にギャレットが放った17号2ランで、一時は勝ち投手の権利が復活。澤村が無事抑えていれば、バンデンハーク(ソフトバンク)に並ぶ外国人最長タイの14連勝をマークするところだった。

 無敵を誇った昨季とは違い、今季のマイコラスは不安定な投球が目立つ。それでも不思議と援護が得られることには首をかしげる身内も多いが、野手の一人は打線への意外な効果を口にする。

「例えば智之(菅野)のときは『勝たせたい』という気持ちが入りすぎて硬くなるところがあるけれど、あいつ(マイコラス)が投げるときはある意味、無感情。他の投手が投げるときより余計なプレッシャーがないから、みんなバットが振れている」という。

 残り43試合で5.5差をひっくり返すのは至難の業だが、広島との直接対決は、東京ドーム6試合を含め、まだ7試合ある。カープ優位は動かないが、G打線が好調を維持し、マイコラスが勝ち続けるようだと、秋に笑っているのは巨人かもしれない。

最終更新:8月8日(月)17時1分

東スポWeb

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