ここから本文です

【レパードS】重賞初制覇グレンツェントに加藤征調教師があえて注文

東スポWeb 8月8日(月)21時55分配信

 7日、新潟競馬場で行われた3歳馬によるGIIIレパードS(ダート1800メートル)は、戸崎圭騎乗の2番人気グレンツェント(牡・加藤征)が優勝。ゴール寸前で1番人気ケイティブレイブを捕らえて重賞初制覇を飾った。過去にトランセンドやホッコータルマエなどを送り出した出世レース。果たして本馬の可能性は?

 逃げ粘る1番人気のケイティブレイブをゴール直前でギリギリかわしてのフィニッシュ。一見、“薄氷”にも映ったクビ差Vだったが、引き揚げてきた戸崎圭の表情は涼しげだった。

「初めてのコンビで手探りでしたけど、思った以上にスムーズでしたね。末脚にはいいモノがある馬ですし、逃げた相手を捕らえられる位置で自信を持って乗りました」。これが目下、リーディングを独走する男の貫禄なのか。外から見た以上に当事者には余裕があったようだ。

 道中は好位5番手から。後方から追い込んだGIIIユニコーンS(3着)とは対照的なレース運びだったが、これは「前走は位置取りが後ろ過ぎた。今度は先行勢を見ながら運んでほしい」との加藤征調教師のオーダー通りだった。

 勝ちタイム1分50秒6は、良馬場では2009年にトランセンドがマークした1分49秒5に続く2番目の記録。数字的には今後の古馬との戦いにも自信を持って臨めそうだが、管理する加藤征調教師はあえて注文を口にした。

「このレースは例年、前と後ろにグループが分かれる展開になることが多くて、今年もそんな流れ。だから5番手で運ぶことができたけど、離れた2番手以下のペースを考えれば、もっと楽に追走できないとね。これから古馬と交じって走れば、さらにペースは厳しくなる。かといってノンコノユメほどの脚が使えるタイプでもないんだ。もう一段階成長してほしい」

 同厩の先輩GI馬を引き合いに出し、さらなる奮起を促したのは、同馬への高い期待の表れでもある。

 今後はノーザンファーム天栄に放牧で充電、秋に備える予定。

 復帰レースは「1800~2000メートルのGIIIくらいかな」とのことだが、指揮官の思惑通りにスケールアップを果たして帰ってくるようなら…それこそノンコノユメに続くGI制覇も現実味を帯びてくる。

最終更新:8月8日(月)22時45分

東スポWeb

スポーツナビ 競馬情報

重賞ピックアップ