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ソフトバンク内川 勝機逸し自責の念

西日本スポーツ 8月8日(月)11時46分配信

■4タコを反省

 2-6の7回だった。無死一、二塁、柳田が右前打で1点を返し、なお一、二塁。追い上げムードが満ちてきた場面で内川に打席が回った。3番手の左腕、宮西が投じたスライダーにバットを出したが、無情の中飛。続く松田が三ゴロ併殺に倒れると、主将はベンチで頭を抱えた。

 「僕がつないでいれば。流れを止めてしまった」。一発が出れば同点の場面とはいえ、いつもと同じようにつなぎの意識でバットを振った。それでも結果が伴わず、勝機を逸したことでひたすら自分を責めた。

 初回1死一、二塁の先制機では、左腕加藤のスライダーを左飛。「ずれている部分がある。でも、ずれているなりにヒットにしたかった。夏場になると反応が遅れてくる部分もある」。続く松田の先制打に救われたとはいえ、ずれの影響は隠せない。3度の得点圏を含む4打席で無安打。同じ4番で、5打数4安打5打点と快音を量産した中田とは対照的だった。

 もっとも、内川は結果を過剰に引きずるような男ではない。「あの球種を消しておけば、とは思わない。ヒットにはしたかったと思っているけど、結果が出るまでのことは整理できている」。そうやって切り替えながら、何度もチームを勝利に導いていた。

 個人の成績についてもスタンスは同じだ。前日6日に連続試合安打が10でストップ。成績表記は「・300」ながら、打率2割9分9厘7毛に落ち込んだ。7日の試合後には2割9分7厘。開幕2戦目からキープしてきた打率3割のラインを完全に切った。

 「2割台になったからといって、心境の変化があるわけがない。あくまでも数字の目安なんだから」。4番として、主将として、目指すべきところははっきりしている。「明後日の1打席目から、また同じようにいきたい」。9日のオリックス戦からは敵地での6連戦。4番として、いつもと同じように打席に立つ。 (谷光太郎)

=2016/08/08付 西日本スポーツ=

西日本新聞社

最終更新:8月8日(月)11時46分

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