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さよなら、中国の月面探査車「玉兔」。予定以上の31ヶ月の活動終える

sorae.jp 8月8日(月)9時7分配信

中国が2013年に月面に送りこんだ、探査車の「玉兔」。その玉兔が先日、31ヶ月以上に渡る活動期間を経てとうとう停止しました。当初の予定だった3ヶ月という活動期間を大きく超え、中国の宇宙開発史に大きな業績を残したことになります。
 
玉兔は2013年に、月面探査機「嫦娥3号」として打ち上げられました。嫦娥3号は中国として初の月面探査機となっただけでなく、1976年以来の探査機の着陸だったのです。さらに玉兔は当初、月の冷たすぎる環境の影響で3ヶ月程度しか活動できないと思われていたのですが、まさかの長期間ミッションを成し遂げました。この31ヶ月以上という活動期間は月面探査車で過去最長のものとなっています。
 
月の表面では14日間ごとに昼と夜が訪れ、夜のタイミングではマイナス約183度まで温度が下がります。そして玉兔は長い夜の後に故障したと思われたのですが、その後に通信が復帰。しかし月の夜の前に機器コントロールの不調が伝えられ、ミッション期間のうちのほとんどで移動することができませんでした。
 
しかし嫦娥3号と玉兔は月に滞在している間、多くの観測結果を残します。それは月面の美しい写真だけでなく、月表面の下の岩が異なる9層から構成されていること、そして玉兔の周辺の地層がアポロ計画の着陸地点のそれと大きく異ることを発見したのです。このことから、月には広範囲な火山活動などの複雑な地質学的経緯があったことが判明します。
 
今後も中国は嫦娥5号を2017年に月面に着陸させサンプルを持ち帰る計画や、2018年に嫦娥4号を月の裏側に着陸させるなど、さらなる宇宙開発を進める予定です。同国の宇宙開発のダイナミックな進歩には眼を見張るものがありますね!

最終更新:8月8日(月)9時7分

sorae.jp

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