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<リオ五輪>重量挙げ・三宅選手が銅 恩師や後輩ら、母校からエール

埼玉新聞 8月8日(月)10時30分配信

 前回のロンドンに続き2大会連続メダルを獲得した重量挙げ女子48キロ級の三宅宏実選手(30)=埼玉県新座市出身。腰などの痛みを抱えて臨んだ今大会での銅メダルに、三宅選手の母校、新座市立第二中学校に集まった元教員や後輩らは「感動をありがとう」「誇りに思う」とたたえた。

■母校の新座市立第二中学校、歓喜の渦

 同中体育館には7日早朝から、三宅選手を教えた元教員、生徒や保護者、並木傑市長ら県関係者など約150人が集まり、大型テレビ2台の前で熱いエールを送った。三宅選手が観光親善大使を務める新座市のキャラクター「ゾウキリン」も応援に駆け付けた。

 テレビ画面に三宅選手が登場すると、応援うちわや日の丸を手に「挙げるぞ三宅」などと声援が上がった。

 スナッチを2回連続で失敗すると、生徒らからは「あー」と深いため息が漏れたが、3回目で81キロを挙げると、大きな歓声と拍手で一気に熱気に包まれた。続くジャークでは107キロを掲げ、合計188キロを挙げた。三宅選手の競技が終わった時点でメダルの有無は分からず、その後銅メダル決定が発表されると、会場は一瞬驚いた様子。しかし次の瞬間、「すごいすごい」と歓喜の渦に包まれた。

 三宅選手の中学時代に体育を教えた須賀由美子さん(58)は、現在でも年賀状を送り合っている。今年の年賀状には「オリンピック頑張ります」との抱負が書かれていたという。当時の三宅選手は運動で目立つタイプではなかっといい、「まさかオリンピック選手になるなんて」と驚く。会場の須賀さんは、三宅選手が成功するたびに大きくガッツポーズ。そして手で顔を覆い、涙を浮かべて喜んだ。銅メダル決定後には「本当にご苦労さま」と教え子をねぎらい、「今までどれだけ頑張ってきたかと思うと感無量です。感動をありがとう」と目を潤ませた。

 先輩の世界での活躍に「勇気をもらった」と話すのは2年の藤原萌実さん(13)。「挙がった瞬間、すごく感動した。私もバレーボールで県大会を目指します」と笑顔で話した。1年の山田壱成さん(12)は三宅選手が自身の先輩であることを2日前に知ったばかり。「卒業生が世界で活躍していてすごい。後輩として誇らしい」と胸を張った。

最終更新:8月8日(月)10時30分

埼玉新聞