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渡米した同期から届いた1通のメール ロッテ益田を突き動かす思いとは

Full-Count 8/8(月) 22:41配信

5年連続50試合登板のロッテ益田を支える「負けん気」

 持ち前の負けん気が、どんな重圧も、度重なる激戦での疲れをも消し去ってしまう。8月6日、京セラドーム大阪でのオリックス・バファローズ戦。千葉ロッテマリーンズの益田直也投手は2点リードで迎えた9回から登板をすると最後をキッチリと締めた。リリーフのスペシャリストは心と体を研ぎ澄まし、出番を待っていた。だからこそ、いつ何時に訪れるか分からないスクランブル登板にも動じない。魂のボールは、気持ちで打者を上回る。それがこの男の真骨頂。勝利が決まるとグラブをポンと叩いて喜んだ。この試合で、史上4人目となるプロ1年目から5年連続となる50試合を達成。タフネス右腕は充実した表情を見せた。

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「登板数はボクにとって誇れること。5年目も50試合を投げることができてよかったです。なによりもチームが勝つことができて良かったです」

 絶対的守護神の西野勇士投手が7月末に右肘痛を訴え、戦線離脱。そんなチームの緊急事態を救ったのが13年にはセーブ王にも輝いた実績を持つ益田だった。

 今季にかける強い決意でシーズンに臨んでいた。自主トレから徹底的に走り込んだ。「早く野球がしたいと思うほど、野球以外のトレーニングばっかりして体を作った」と振り返るように、体をいじめ抜いて石垣島春季キャンプに合流した。その表情は鬼気迫るものがあった。

「今シーズンは絶対に結果を出す。見返したいと思っているんです。『益田は終わった』と言う人を絶対に見返してやりたいと思っています」

高校最後の夏は県大会準決勝での代打が唯一の打席、一時は消防士の夢を描くも…

 1年目にシーズンの半分となる72試合に登板し、プロ野球の新人最多登板記録を樹立。新人最多ホールドポイントとなる43HPも挙げ、新人王に輝いた。翌13年はセーブ王。しかし、14年は防御率4.94。翌15年は防御率3.91とセットアッパーとしては満足できない数字が残った。

 そんな中、嫌でも周囲の声、評価は聞こえてくる。そのたびに生来の負けず嫌いの性格が熱く燃えた。「絶対に見返す」。強い気持ちを胸にシーズン前から体を鍛え上げ、自信を持って挑んだシーズンだった。

「体の部分もそうですけど、生活も食べ物もすべて野球中心にここまでやってきた。やれることはやったという自信が今シーズンの始まる前からありました。手応えを感じてシーズンに入れました」

 野球エリートではない境遇から新人王まで輝いたその負けん気が5年目のシーズンで存分に発揮され、マリーンズの開幕ダッシュを支えた。思えば、中学時代は投手と外野手の掛け持ち。高校に入学をすると肘を痛め、遊撃手に転向した。高校3年最後の夏の県大会ではベンチ入りはしたものの、出場する機会はなかなか巡ってこなかった。チームが敗れた準決勝で代打として起用され、遊飛。高校野球での実績十分の野球エリートが集まるプロ野球の世界の中にあって、それが益田の最後の夏の唯一の打席だった。

 このまま野球を辞め、消防士を目指すという選択肢を考えていた中で、関西国際大学でもう一度、投手として野球を続ける選択をした。母子家庭で育ち、経済的にも決して楽ではなかったが、奨学金制度を利用しながら、一時的にはアルバイトをしながら学校に通い、野球を続けスカウトの目に留まった。そして11年ドラフトでマリーンズ最後の指名となる4位で、藤岡貴裕投手、中後悠平投手、鈴木大地内野手という大学球界屈指の選手たちと一緒にプロの門を叩いた。

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最終更新:8/8(月) 22:41

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