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FIA-F4富士:2名の新ウィナー誕生。14名にペナルティの波乱も

オートスポーツweb 8/8(月) 21:04配信

 FIA-F4選手権はオートポリスで行われるはずだった第5戦の代替レースを含め、初めて3レース開催を富士スピードウェイで8月6~7日に実施。いずれも激しい暑さもライバルとなるなか、ドラマチックな展開がいくつも……。初優勝者がふたりも誕生し、またランキングトップも入れ替わることとなった。

■シリーズ初の1大会3レース開催
 FIA-F4初の1大会3レース開催は、土曜日に予選を1回のみ、そして決勝も1回。日曜日にメインレースのスーパーGTを挟むように、2回の決勝を行うこととなった。それぞれのグリッド決定方法だが、第1レースは予選のベストタイム、第2レースはセカンドベストタイムで、というのは通常どおりながら、第3レースは第1レースのファステストラップ順で決められることに。また、タイヤも2セット使用可能とされた。

 予選はポイントリーダーの小高一斗(FTRSスカラシップF4)が大半をリードするが、タイヤ温存でラスト5分で早々にピットイン。しかし、その直後にチームメイトの宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が逆転し、第1レースのポールポジションを獲得するも、第2レースのポールポジションは小高の掌中におさまった。

「最後まで走った方が、タイムは出るよねって話をしていて、実際そうなって。2戦ともフロントロウですし、バトルを勉強できそうです」と小高。そして、宮田は「前回のSUGOで明らかなタイム差があったので、僕なりに理由をシミュレーターやビデオで解析してきた効果が現れたんだと思います」と語っていた。

 さて、第1レースこと第5戦で、宮田と小高に続いたのは阪口晴南(HFDP/SRS/コチラレーシング)と石坂瑞基(HFDP/SRS/コチラレーシング)、大滝拓也(SRS/コチラレーシング)、そして河野駿佑(グッドスマイル初音ミクF110)。ちなみにタイヤは1セットが予選で使われたのは言うまでもないが、このレースのファステストラップで第3レースのグリッドが決まることもあり、ほとんどのドライバーがもう2セット目を投入していた。

■16歳の宮田が初優勝

 スタートを「ちょっと失敗しました」と語るも、イン側のグリッドからしっかり加速していった小高がホールショットを決め、宮田と阪口、そして大滝が続いていく。4台でのトップ争いに、大滝に代わって加わることとなったのは石坂。そして、11周目のコカコーラコーナーでは、宮田が待望のトップに躍り出る。

 だが、小高も諦めてはおらず、14周目のやはりコカコーラコーナーで逆転を試みるも、抜ききれなかったばかりかフロントウイングを当ててしまう。これで勝負あり、逃げ切った宮田が初優勝。「16歳のうちに勝てて良かったです」と素直な心境を口にした。2位は小高が、そして3位は阪口が獲得。

 第2レース、第9戦では宮田がスタートに遅れ、小高のみならず阪口、そして4番手スタートの高橋知己(点天&イーストアップwith Field)の先行を許す。2周目の1コーナーで阪口がトップに立ち、3周目のダンロップコーナーでは高橋が2番手にと、めまぐるしくポジションが入れ替わったこともあり、一時離されかけていた宮田も接近して、トップは4台で競われるように。ハイライトシーンになったのは6周目の1コーナー。

 阪口、高橋、小高がスリーワイドになって飛び込んでいき、宮田はやや間隔を置いた格好となったが、逆にそれが奏功することに。小高にインから飛び込まれた高橋が弾かれて、コースアウト、阪口はアウトから巻き込まれるのを避けるのが精いっぱい。宮田はそこを、なんなく脇をすり抜けていった。

 やがて、小高には接触に対し、ドライビングスルーペナルティが命じられ、大きく順位を落としてポイント圏外へ……。最後まで宮田と阪口によるトップ争いが続いたものの、辛くも宮田は逃げ切り果たして、2連勝を達成する。

「最後はかなり厳しかったんですが、なんとか逃げ切れました」と宮田。なお、阪口に続いてゴールしたのは澤田真治(B-MAX RACING F110)だったものの、篠原拓郎(Media Do Kageyama F110)とのバトル時の進路変更がペナルティ対象となり、大きく順位を落とすことに。繰り上がって篠原が自己最上位となる3位を獲得した。

■GT後の第10戦は大波乱。14名がペナルティ対象

 そして、スーパーGT終了後の最終レース、第3戦のポールポジションは篠原。「第9戦の3位という結果には満足していますが、繰り上がりだったから表彰台に上がれていないのが……。ただ、自分にも流れが来ているのを感じていますから、今度こそ!」と語る。2番手には平木湧也(DENSOルボーセFTRS)がつけた一方で、宮田、阪口、小高は5~6番手に。このポジションから、どんなポジションに持ち込むのか注目された。

 スタートはフロントローのふたりが無難に決めた一方で、すぐ後ろでは1コーナーで接触も。2台がコース上に止まったこともあり、即座にセーフティカーランの実施を意味する“SCボード”が300Rから提示された。だが、これは血気盛んな若手ドライバーたちの目には映らなかったようで……。セクター3では追い越しや接触が相次ぎ、これが物議の種に。

 5周目からのバトル再開後、すぐに3番手に上がっていたのが小高だった。8周目の1コーナーで平木をかわし、そして11周目のやはり1コーナーで篠原をかわしてトップに浮上。勝負師ぶりをアピールした小高だが、オープニング直後のSC中に追い越しが。

 小高含め11名にSC中の追い越しがあり、合計で14名がペナルティの対象となって順位を落とす。これにより、繰り上がって平木が初優勝を飾り、「予選と最初の2レースは苦しい展開が続きましたが、最後のレースまでには完璧な状態にしてくれたチームに、すごく感謝しています。ここからの後半戦では常連になりたいです」と平木。

 2位は篠原が獲得し、3位は阪口。そして4位となった宮田がポイントリーダーに立ち、ランキング2位には同点で小高、阪口が並ぶこととなった。

[オートスポーツweb ]

最終更新:11/18(金) 17:18

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