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【白球つれづれ】帰ってきたヒーロー

ベースボールキング 8/8(月) 18:00配信

白球つれづれ~第19回・掛布雅之~

 金沢、岐阜、山梨、富士山、水戸、春日部。さて、これは何の共通項かお分かりだろうか? 答えは車のナンバープレートに標される登録所在地だ。これらの車が千葉県鎌ケ谷市の日本ハム・鎌ヶ谷スタジアムにやってきたのは6日のこと。主たるお目当てはかつての「ミスタータイガース」掛布雅之阪神二軍監督の関東初見参!しかも、故郷・千葉での凱旋興行だった。もちろん出身地の習志野ナンバーが最も多かったことは言うまでもない。それでも夏休みの帰郷が手伝ったとは言え掛布人気は今でもすごい。

 リオ五輪開幕。甲子園では全国高校野球大会がいよいよ熱戦の火ぶたを切る。プロ野球に目を転じればセパ共に白熱の首位攻防戦。ビッグイベントが目白押しの8月、ファームでもそれらに負けぬほどの熱気があった。

 イースタンとウェスタンの交流戦。日本ハムの本拠地に掛布阪神が乗り込んだ球場には黄色と黒の虎党たちが次々とやってくる。午後1時試合開始の数時間前にはビジターの陣取る一塁側のスタンドから人が埋まり、内野指定席は完売の盛況ぶりである。

 「習志野の英雄が千葉に初登場」とは、今回の対戦を前に日本ハム側が用意した宣伝ポスターのフレーズだ。習志野高で頭角を現した掛布が阪神に入団したのは1973年のこと。ドラフト6位の入団は実質テスト生同然だった。しかし、入団1年目から非凡な打撃センスを買われて一軍の切符をつかむと順調にスター街道を駆け上り、本塁打王3回に打点王1回などの輝かしい実績を残していった。千葉の野球界はプロにも多くの人材を輩出している。筆頭格は長嶋茂雄で文句なしだが、ほかにも石毛宏典(元西武)、宇野勝(元中日)、谷沢健一(元中日)ら多士済々。そんな中でも人気実力ともに掛布が一時代を築いたのは間違いない。

 「今回のゲームは日ハムさんから“掛布千葉登場”とやっていただいたようで有り難いことです。まあ、もう両親もなくなって最近は習志野に帰ることもないですが熱心なファンの声援はチームにとっても勇気になりますね」

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最終更新:8/8(月) 18:00

ベースボールキング