ここから本文です

米国債(5日):下落、エラリアン氏は9月利上げ視野にと警告

Bloomberg 8月5日(金)22時17分配信

5日の米国債は下落。独アリアンツの主任経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏は米金融政策当局が9月に政策金利を引き上げる可能性をトレーダーは過小評価するべきではないと述べた。朝方発表された米雇用統計で市場予想を上回る雇用者の増加が示され、金融政策引き締め観測が強まった。

トレーダーが織り込む9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は約26%。エラリアン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「確率は低過ぎるとみている。40-45%はあるだろう」と述べ、「短期の国債はFOMCの動向に左右される。この日のデータは年内利上げの可能性が高まったことを示唆している」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによればニューヨーク時間午後5時現在、2年債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して0.72 %。10年債利回りは9bp上げて1.59%、6月23日以来の最高に達した。

一方、かつて米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)でエラリアン氏と同僚だったビル・グロース氏は9月利上げ説には消極的だ。ジャナス・キャピタル・グループの同氏は「9月の状況はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長にとって十分だろうか。私はそうは思わない」と述べ、「イエレン議長は引き続き世界状況に注目していると思われる。この状態が続けば恐らく12月だろう。今ではない」と話した。

米雇用統計によると、7月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比25万5000人増加。ブルームバーグのエコノミスト調査での予想全てを上回った。予想の中央値は18万人増。

イエレン議長は8月26日、カンザスシティー連銀がワイオミング州ジャクソンホールで主催するシンポジウムで講演し、経済の進展具合について見解を述べる機会を得る。

原題:El-Erian Warns Bond Traders Not to Count Out September Fed Hike(抜粋)

相場を更新し、第4段落以降を追加します.

Susanne Barton, Andrea Wong

最終更新:8月6日(土)6時50分

Bloomberg