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リオ五輪での世界記録更新は容易ではない、気候変動で-市民団体

Bloomberg 8月8日(月)12時11分配信

ブラジルのリオデジャネイロで開催中の夏季五輪の出場選手たちは、世界記録更新に苦戦するかもしれない。選手たちは気候変動に伴うブラジルの気温上昇と闘っているからだ。

ブラジルの市民団体オブザーバトリオ・ド・クライマが8日発表したリポートによれば、マラソン選手や水泳選手、バレーボール選手、そしてサッカーの審判も試合中に猛暑で倒れたり、集中力を失ったりするほか、熱中症で生命が危険にさらされる場合もあると予想される。

リポートは「温暖化の影響でスポーツもこれまでと同じ状況であることはないだろう」と指摘する。

リポートによると、ブラジルの気温は世界の平均より速いペースで上昇しており、過去54年間にセ氏1度高くなっている。昨年は4都市で過去最高を記録した。各国が世界の気温上昇幅をセ氏2度を「大幅に下回る」水準に抑制する目標を達成しなければ、ブラジルの12都市で2019年末までに同様の競技を制限する必要があるかもしれないとリポートは説明している。

リオ五輪はブラジルの冬季に開催されているが、暑さが競技の妨げとなる可能性がある。特にマラソン競技では、五輪最高記録は気温がセ氏12度を下回っている状況でのみ更新されてきた。リポートによれば、ランナーにとって最適の気温は8-11度と、ブラジルの今月の予想気温を大幅に下回る水準だ。

原題:Olympic Records Won’t Come Easy in Rio Because of Climate Change(抜粋)

Jessica Shankleman

最終更新:8月8日(月)12時11分

Bloomberg