ここから本文です

中国:7月も輸出低迷-輸入減で内需めぐる懸念強まる

Bloomberg 8月8日(月)12時28分配信

中国の輸出は7月も低迷が続き、外需の鈍さが示唆された。輸入は減少し、国内の状況が再び鈍化しつつあるとの懸念が浮上した。

税関総署が8日発表した7月のドルベースの貿易統計によれば、輸出は前年同月比4.4%減で、輸入は同12.5%減少。その結果、貿易黒字は523億ドル(約5兆3300億円)に拡大した。 人民元ベースの輸出は2.9%増、輸入は5.7%減だった。

予想外だった中国による事実上の人民元切り下げから約1年、元相場の下落が外需の弱さがもたらす影響を和らげている。外需から景気の下支えを得られない中、中国の政策当局は国内の投資や消費を押し上げるため財政支援を拡大しつつある。

光大証券の徐高チーフエコノミスト(北京在勤)は「不確実性が増し、世界経済は停滞している」と指摘。年後半の中国の輸出は恐らく横ばいにとどまると予想。また、輸入統計は「中国の相反する一貫性のない政策を受けて需要が鈍化しつつあることを示唆した」と付け加えた。

コメルツ銀行の周浩エコノミスト(シンガポール在勤)は、「G20(主要20カ国・地域)会合を控え中国が為替政策で元安方向の姿勢を変える可能性が低いことを考慮すれば、輸出入はいずれも7-9月(第3四半期)に悪化するだろう」と分析。「貿易統計の改善は外需が上向くかどうかにかかっている」と述べた。

原題:China Exports Remain Subdued as Import Drop Fuels Demand Concern(抜粋)

市場関係者のコメントなどを追加し更新します.

Xiaoqing Pi

最終更新:8月8日(月)14時24分

Bloomberg