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<長谷工コーポレーション>建設業界トップの利益率を生む究極の一本足打法 辻範明社長インタビュー

まんたんウェブ 8月10日(水)11時0分配信

 ◇営業と技術の両輪が生んだ高収益

 ――前3月期決算は、売上高が前年比22・6%増の7873億円、営業利益は同61・0%増の687億円と、大幅な増収増益決算となりました。そして今期予想ではさらに伸びて、売上高8000億円、営業利益800億円を見込んでいます。建設業界で営業利益率10%とは信じられない数字です。

 辻 利益率が伸びているのにはいくつか要因がありますが、いちばん大きいのは市場環境が変わったこと。自民党政権になってから官庁工事が増えただけでなく、オリンピック誘致が決まったことでその関連工事が加わった。さらには復興関連の工事も続いています。そのため大手ゼネコンの仕事量が膨大になり、マンション工事を手掛ける余裕がなくなった。そこでマンション専業の当社に発注が集中したことで業績が伸びています。

 ――ゼネコンが他の工事を優先したのはマンション工事では利益が出ないからではないですか。それなのに長谷工はマンション専業で稼いでいる。

 辻 利益率だけではなく、マンション工事にはアフターの問題があります。発注者の向こうにマンションを購入する多数の真のオーナーがいる。そこがむずかしい。その点、当社は昔からマンションに特化しています。自分たちで土地を手当てして設計・建設を行い、管理までやる。その一気通貫のグループ体制が出来上がっているのが他社との違いです。

 しかも、長谷工は土地を見つけ、それをデベロッパーに持ち込み受注するという、営業力が強い会社とのイメージがありました。しかし大栗育夫前社長(現会長)が技術出身ということもあり、技術力を外に向かってPRしたところ、技術の長谷工として評価してもらえるようになった。つまり営業と技術の両輪で受注できるようになったことが、今の状況につながっています。

 ◇成長のカギを握るストック事業

 ――マンション工事に関しては盤石の体制が出来上がったわけですね。

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最終更新:8月10日(水)11時0分

まんたんウェブ

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