ここから本文です

磐梯熱海に「俳句の道」 温泉街活性化に期待

福島民報 8月9日(火)10時55分配信

 福島県郡山市の磐梯熱海温泉に「俳句の道」が誕生する。江戸俳壇の実力者と称された地元出身の俳人・岸本調和の功績を広め、俳句による地域おこしを進めようと、磐梯熱海温泉観光協会が温泉街の源泉通りの歩道上に調和の俳句を掲示する。9日に同温泉で開幕する第50回萩姫まつりに合わせてお披露目する。
 調和は江戸時代の1638年に現在の郡山市熱海町上伊豆島で生まれたとされる。江戸で多くの門人を抱え、庶民派の俳人として大きな勢力を誇っていた。その後、松尾芭蕉による芭蕉俳諧の確立と共に次第に人々の記憶から消えていったといわれる。磐梯熱海温泉観光協会の菅野豊会長が文献に調和の記述を見つけ、温泉街の活性化につなげようと「俳句の道」を発案した。
 既に源泉通りの2カ所に句碑を設けており、ケヤキの森足湯から約300メートル区間の歩道に俳句を記したステッカー25枚を貼り付ける。現在確認されている調和の俳句535句から作品を選び、1年ごとに入れ替える計画だ。菅野会長は「温泉と一緒に俳句の魅力を楽しんでほしい」と話している。

福島民報社

最終更新:8月9日(火)11時1分

福島民報