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巨人 堤GMも大絶賛!ドラ1本命は履正社・寺島か

東スポWeb 8月9日(火)16時42分配信

 巨人注目の高校ナンバーワン投手が聖地でベールを脱いだ。第98回全国高校野球選手権大会・第2日(8日)の第3試合で履正社(大阪)の最速149キロ左腕・寺島成輝(3年)が、高川学園(山口)を相手に2安打11奪三振1失点完投の鮮烈デビューを飾った。現地で初視察した巨人・堤GMは「高校生の中では抜けている」と絶賛。高卒スター候補を渇望する球団内では、早くも「ドラ1宣言」を推す声まで上がっている。

 寺島は今大会の注目投手の中でも、花咲徳栄(埼玉)の高橋昂、横浜(神奈川)の藤平と並び、“高校ビッグ3”と称される超高校級左腕。巨人は3人ともドラフト1位指名候補に当たる“Aランク”に位置付けており、すでに高橋昂と藤平の視察を済ませている堤GMにとっては、満を持しての生チェックだった。

 広島で食らった悪夢の逆転劇から一夜明け、新幹線を途中下車して向かった甲子園。そこで目の当たりにした左腕の躍動ぶりは、期待以上だったようだ。寺島の投球を見終えた同GMは「高橋昂君と一緒ですけれど、球の力は高校生の中では秀でている。抜けているかな、という感じ。テンポもいいので、投手らしい投手という印象」と絶賛。高校生トップクラスかと改めて問われると「そういう評価なので。ウチでは」と迷いなく答えた。

“高校ビッグ3”を比較しての評価については「右と左でタイプも違うしね。ここで順位というと難しい」とかわしたが、球団内では寺島の評価が日増しに高まっている。

 スカウト内では藤平について、最速151キロの速球が魅力ではあるものの「球の軌道が素直で、やや迫力感に欠ける」との声がある。高橋昂に関しても「春とは別人になったが、すぐにプロで使えるかは判断できない」との評価だ。そのなかで、寺島だけは高校生候補の枠を超えた“即戦力”と位置付けられている。

 堤GMも「即戦力をどう捉えるかということになるが、今年の小笠原君(中日)みたいな投手でも即戦力と捉えるのか、開幕から先発ローテに入る投手を即戦力と捉えるのか、それは分からないですけど、(一軍戦力としての)力は持っているんじゃないか」と寺島の素質を高く買う。

 また球団内では、スカウト陣とは別の視点で、寺島獲りを推す声もある。営業関係者は「甲子園で全国的に注目された選手がウチにも欲しい。社会人、大卒だと、どうしても地味に映るし、人気が出にくい。なかなか芽が出ないんじゃ困るけれど、その点、寺島君は顔つきもいいし、実力も十分。優勝投手にでもなるようなら、その時点で1位指名を公言しても面白い」とブチ上げた。

 とはいえ、甲子園の熱闘はまだ幕を開けたばかり。堤GMが「今年は投手(の注目候補)が多いんでね」とはやる報道陣を制したように、大学・社会人にも“高校ビッグ3”に劣らぬ好素材が目白押しだ。そんな“豊作”の年に、巨人は誰を選ぶのか。佳境に突入するペナントレース同様、ダイヤの原石たちからも目が離せない。

最終更新:8月9日(火)16時42分

東スポWeb

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