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「相当な進展あった」 日本の10億円拠出など議論=韓日協議

聯合ニュース 8月9日(火)20時45分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国と日本の外交当局は9日、ソウルで局長級協議を開催し、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる合意に関する履行措置などについて議論した。韓国外交部の当局者は協議後、記者団に対し、「相当な進展があった」と述べた。

 また、「協議の結果を上層部に報告し、その結果を踏まえてフォローアップをしていく」と説明した。「報告をして承認を受ければ、拠出されるのか」との質問には「そうだ」とし、「きょうの協議内容を報告し、決定されれば、大筋で(10億円の拠出問題が)まとまるのではないかと思う」との考えを示した。

 昨年末の慰安婦問題をめぐる合意に基づき、先月28日に発足した慰安婦被害者を支援する「和解・癒やし財団」に日本政府が拠出する10億円の使途や拠出時期などについて、双方が実務レベルでは事実上合意したとみられる。

 両国政府が合意案を承認すれば、10億円の拠出を通じ、慰安婦合意が本格的に履行されることになる。

 同当局者は「相当良い協議ができた」として、10億円の使途について、「われわれが考える方向と日本が考える方向に大きな差はなかった」と明らかにした。ただ、財団の事業などについては具体的に言及しなかった。

 韓国は被害者が可能な限り直接支援を受ける方向で拠出金を使うことが望ましいとの立場だが、日本は「賠償金」と受け止められることを警戒しているとされる。

 10億円の拠出時期に関しては、「踏み込んだ議論があった」と説明し、進展があったことを明かした。ただ、日本側は協議後、日本メディアの記者団に対し、「一定の進展があったと思う」としながらも、拠出時期は「未定」と伝えたという。

 日本側はソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦被害者を象徴する「少女像」の移転問題についても従来の立場を再度表明したという。同当局者は「われわれの基本的な立場を説明した」として、少女像の移転問題は主な争点ではなかったと説明した。

 また、日本側は韓国最大野党・共に民主党の文在寅(ムン・ジェイン)前代表が先月25日、独島を訪問したことを取り上げたが、韓国側は「適切ではない発言」と指摘したという。

 協議には韓国外交部の鄭炳元(チョン・ビョンウォン)東北アジア局長、日本外務省の金杉憲治・外務省アジア大洋州局長が出席した。

 双方は同日午前10時ごろ協議を開始し、8時間近くの「マラソン協議」を行った。

 今月下旬の開催が推進されている韓日中の3カ国外相会談などを念頭に、調整を加速させたとの見方が出ている。

最終更新:8月9日(火)20時45分

聯合ニュース