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金メダルの大野・一問一答「中量級で証明したかった」

デイリースポーツ 8月9日(火)13時17分配信

 「リオ五輪・柔道男子・73キロ級」(8日、カリオカアリーナ)

 優勝候補だった大野将平(旭化成)が、決勝でルスタム・オルジョフ(アゼルバイジャン)に一本勝ちし、今大会の日本柔道初、男子では2大会ぶりの金メダルを獲得した。大野との一問一答は次の通り。

 -金メダルを獲った感想は。

 達成感より安心感の方が強い。いつも通りを心がけた。準備期間に圧倒的な差をつけることを掲げて、稽古を重ねてきた自信はあった。あとは五輪で出すだけだと。金メダルを獲って当たり前と言われてるのも聞いていた。当たり前のことを当たり前にやって、人間として一皮むけられたのでは。

 -勝った瞬間、ガッツポーズはしなかった。

 相手もいるし、対人競技なので、相手に敬意を払おうと。日本の心を見せる場でもあるので、気持ちを抑えてた。

 -穴井監督に金メダルをかけて、互いに涙していた意味は。

 井上先生、穴井先生に会ったら泣けてきた。井上先生から「よくプレッシャーに耐えた」と言ってもらった。穴井監督は本当に身近で兄貴みたいな存在。苦しいことも共有してきた。(穴井が選手として出場した)12年ロンドンも観客席見てたので。穴井先輩の分も2人でつかんだ金メダルだと思う。今までのことを思い出すと泣けてきた。

 -金メダルの重みはどうか。

 重みはある。ただ、まだこれからだぞと言う気持ちの方が強い。

 -釣り手と引き手を2つ持って投げる日本柔道で勝ったがどうか。

 逆に皆さんに聞きたいです。どうでしたか?日本柔道は重量級が注目されるので、中量級でも強くて美しい柔道ができると証明したかったし、柔道界のシンボルになれるように精進したい。

 -勝因は。

 気持ちが折れなかったこと。いつも通り冷静かつ大胆に。集中、執念でした。2013年から心技体で外国人にすべて勝って、圧倒的な差をつけることを掲げてやってきたので。

 -日本がまだ金メダルを取れてなかったが。

 井上ジャパンの流れはあるけど、いい意味で自分は自分と、孤独に戦ってた。

 -2020年東京五輪への思いは。

 もちろん日本で開催されるので目指したいと思う。まずは金メダリストとしてふさわしい人間に成長しないといけない。最強かつ最高の選手を目指す。子供たちに憧れられるような選手を目指しつつ、少し休みながら考えたい。

 -柔道のエリートというわけではなかったが、ここまで来れた要因は。

 負けん気ですかね。気持ちが折れなかったこと。

最終更新:8月9日(火)17時41分

デイリースポーツ