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感動がよみがえる“最強五輪ソング”、1位はゆず「栄光の架橋」

オリコン 8月10日(水)8時40分配信

 現在、熱戦が繰り広げられているリオデジャネイロ五輪。見事結果を残した選手たちの圧巻の活躍ぶりはもちろん、国を背負い4年間の練習の集大成となる選手たちの姿には、胸が熱くなるばかり。人生が詰まった五輪の舞台はただでさえ感動的なシーンのオンパレードだが、テレビ中継では局ごとの“テーマソング”と共によりドラマチックに伝えられ、視聴者の心の中に深く刻み込まれている。そこでORICON STYLEでは、「最も思い出深い、各局歴代の夏季五輪テーマソング」について、10~50代の男女にアンケート調査を実施。その結果、04年のNHK『アテネオリンピック』の公式テーマソングに起用された、ゆずの【栄光の架橋】が圧倒的な票数を集め1位に選ばれた。

【ランキング表】歴代最強の“五輪ソング” TOP10

◆体操日本の復活&テレビ史に残る“神実況”と共に語り継がれる名ナンバー

 そもそも、各局が五輪中継をする際にテーマソングを設けるようになったのは、1988年のソウル大会から。番組のキャスター決定と共に、回を重ねるごとに誰が歌うか?が注目されるようになっていった。そんな28年におよぶ歴史の中で、堂々の1位に選ばれたゆずの【栄光の架橋】は、挑戦する人の背中を押す歌詞とフォークデュオならではのハーモニーが心に響くバラード。世界のトップを目指す選手にエールを贈るにふさわしい同曲の完成度はいわずもがな、この曲の伝説を語る上では、アテネ大会で28年ぶりの団体総合金メダルに輝いた体操男子の活躍とその時の名実況が欠かせない。

 決勝の舞台、ビハインドから日本伝統の“美しい体操”で徐々に点差を詰めていき、金メダルが視野に入った場面で迎えた最終種目の鉄棒で、大トリを務めた冨田洋之選手がスーパーE難度の離れ技・コールマンを成功させ、見事王者の座を奪還。着地のシーンで繰り広げられた、「伸身の新月面が描く放物線は…栄光への架け橋だ」というNHK刈屋富士雄アナウンサーの実況は体操日本の復活を感動的に伝え、テレビ史に残る“神実況”として今も語り継がれている。

 その勇姿に感銘を受けたひとりが、現リオ大会で体操男子の主将を務める内村航平選手。7月に行われた日本選手団の結束式では“アテネ超え”を宣言し、その時にゲスト出演したゆずが歌った【栄光の架橋】を聴いて、「あの場面がよみがえる。モチベーションが上がった」と話しており、それがリオでの3大会ぶりの団体総合金メダルにつながったと思うと実に感慨深い。寄せられたコメントにも「この曲を聞くと頑張れる」(埼玉/20代・女性)といった声が多く、“人生の応援歌”として今も多くの人々に愛されている。

◆歌声がそのままエールに! 五輪を“熱く”盛り上げた大黒摩季

 次いで2位は、96年のNHK『アトランタオリンピック』のテーマ曲に起用された、大黒摩季の【熱くなれ】。最近はミディアムナンバーやバラード調のものが多いが、同曲はタイトル通りのアップテンポな曲調と大黒の力強いハスキーボイスが特徴のナンバーで、熱戦が繰り広げられるオリンピックの高揚感と絶妙にマッチ。「夏季オリンピックの盛り上がりにピッタリだったのを思い出す」(北海道/30代・男性)、「見ていて感動的な気持ちになった」(滋賀/40代・男性)、「この曲を聴くと今でもあの時の情景が思い浮かびます」(千葉/40代・女性)などと、リアルに当時応援していた30代以上の世代から高い支持を集めた。

◆史上最多のメダルを獲得、選手たちの“追い風”となったいきものがかり

 3位にランクインしたのは、いきものがかりの【風が吹いている】。同曲は、まだ記憶に新しい12年のNHK『ロンドン五輪放送』のテーマ曲で、グループ史上最長となる7分40秒におよぶ大作バラード。リーダーの水野良樹は、「オリンピックは時代を象徴するもの。その一瞬をちょっとでもみんなで共有できればという願いを込めました」と、さまざなスポーツのクライマックスや名場面で流れるところを想像して作詞・作曲を手がけたそうだが、「選手の背中を押すようなメロディが良かった」(沖縄/50代・女性)、「選手たちの頑張っている姿と曲とがオーバーラップして、とても印象に残っている」(兵庫/50代・男性)と実際にテレビ中継を通して曲を聴いた視聴者にも、その思いは伝わっていたようだ。同大会で日本は、史上最多となる38個のメダルを獲得、同曲が少なからず選手たちの“追い風”となった…のかもしれない。

 今リオ大会は、NHKが安室奈美恵の「Hero」、日本テレビ系が嵐の「Power of the Paradise」、TBS系がSMAPの「ありがとう」、テレビ朝日系が福山雅治の「1461日」、フジテレビ系がEXILEの「Joy‐ride ~歓喜のドライブ~」、テレビ東京系が和楽器バンドの「起死回生」というラインアップ。連日、続々と日本選手団からの吉報が届けられているが、選手たちの活躍はもちろん“音楽効果”でどのような感動的な名シーンが誕生するか? 残りの競技にも注目したい。

【調査概要】
調査時期:2016年7月25日(月)~7月27日(水)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

最終更新:8月10日(水)8時40分

オリコン