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『シン・ゴジラ』、サントラがオリコンデイリー1位・週間5位に。ハリウッド版と互角の戦い

BARKS 8月9日(火)4時4分配信

7月29日から公開されている映画『シン・ゴジラ』のサウンドトラック・アルバム『シン・ゴジラ音楽集』が8月6日付のオリコンチャートでデイリー1位にランクイン。さらに8月15日付ウィークリーランキングで5位にランクインしたことがわかった。

◆『シン・ゴジラ』 画像

映画『シン・ゴジラ』は日本版ゴジラ作品としては12年ぶりの作品で、『エヴァンゲリオン』シリーズで知られる庵野秀明が脚本・総監督を担当。公開直後からSNSでの口コミを中心に爆発的な高評価を獲得し、2週連続で『ファインディング・ドリー』を抑えて週末動員ランキング1位という記録を更新中だ。

音楽を手がけたのは、エヴァ含む庵野作品のほとんどを担当してきた鷺巣詩郎。中には過去のゴジラ音楽を手がけてきた巨匠・伊福部昭の楽曲も使用されており、脚本の段階で伊福部楽曲の使用箇所については庵野監督より指示があったとのこと。

鷺巣は『シン・ゴシラ』の劇伴音楽を担当するにあたり、ハリウッド版を含むシリーズ全作品を見返し、ゴジラのエッセンスを身体に取り込んでから作曲に入ったという。その結果、庵野監督が「音楽を入れてみたら伊福部さんの曲がゴジラ側、鷺巣さんの曲が人類側という感じになっていました」と語るほどの融合を見せた。映画のネタバレはなるべく避けたいところだが、本作が伊福部音楽へのオマージュ、そして過去の庵野作品を手がけた鷲巣詩郎ならではのセルフオマージュに驚かされる構成であることは間違いない。

映画のサウンドトラック・アルバムは人気アーティストの楽曲を多数コンピレーションしたものと劇伴インストゥルメンタル曲がメインのものと2通りに大別されるが、後者のサウンドトラックがオリコンランキングでTOP5以上に入ることは極めて稀だ。『シン・ゴジラ音楽集』はこの後者に属する異例のケースといえる。

なお、ゴジラ関連作のアルバムでこれまで最後にオリコンウィークリーTOP5を獲得していたのは、ファンの間で通称"エメゴジ”とも"マグロ食ってるようなの”とも言われるローランド・エメリッヒ監督版『GODZILLA』(1998年)のサウンドトラック『GODZILLA THE ALBUM』。(1998年5月19日発売。同アルバムは1998月5月25日付でオリコン週間5位を獲得)これは洋楽トップアーティストの楽曲を集めたタイプのコンピレーション・アルバムであり、日本/アジア盤にはトラック12曲目にL'Arc~en~Cielの「浸食」が収録されているという、ハリウッド映画サントラならではのサービス精神豊かなアルバムだった。アメリカではBillboard 200チャートで最高2位を獲得しており、こちらもサントラとしては怪獣級の売上を誇る。

今回、日本国内では『シン・ゴジラ音楽集』がゴジラ関連作アルバムとしておよそ18年ぶりにオリコン週間TOP5入りを達成し、ついにハリウッド版ゴジラサントラと肩を並べた。サントラとして全く性質の異なる両作品が売上順位で互角に渡り合っていることは、ゴジラファンにとっても映画音楽ファンにとっても非常に語り甲斐のあるトピックだ。あわせて今作は、同・関連アルバムのオリコン獲得順位としては最高位を記録している。

(C)2016 TOHO CO., LTD

最終更新:8月9日(火)4時4分

BARKS