ここから本文です

温泉街彩る巨大はんざきねぶた 岡山・真庭で祭り

山陽新聞デジタル 8月9日(火)8時10分配信

 岡山県真庭市の湯原温泉街一帯で8日、地区に伝わる巨大はんざき(オオサンショウウオ)にちなんだ「はんざき祭り」が開かれ、全長約10メートルのはんざきねぶたが湯の街を彩った。

 ねぶたは午後7時半、地元観光関係者らに引かれて市湯原振興局(同市豊栄)を出発し、露天風呂「砂湯」近くの旭川河川敷まで約1・2キロをパレード。あでやかな黄色に輝く巨体が旅館の並ぶ温泉街を進む姿は迫力満点で、見物客がしきりに写真に収めていた。

 河川敷にはねぶたに先駆け、全長約5メートルのはんざき山車も2基登場し、浴衣姿の住民らが周りで総踊りを披露。ねぶたが到着すると、湯原ダムをバックに花火約1500発が打ち上げられた。

 家族6人で観光に訪れた自営業女性(66)=倉敷市=は「想像以上の大きさに驚いた。色もきれいで、温泉街を通る姿に風情を感じる」と話していた。

 同温泉街周辺は国特別天然記念物・オオサンショウウオの生息地。約400年前に、巨大はんざきを退治した若者の一家が死に絶え、たたりを恐れた村人がほこらを建てたとの伝説が残る。祭りは、地元関係者らでつくる実行委が毎年開催し、55回目。

最終更新:8月9日(火)8時10分

山陽新聞デジタル