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女性用スーツ、管理職向け需要高まる

日刊工業新聞電子版 8月9日(火)15時38分配信

仕事服として不便・不都合な点が多かった

 女性管理職比率の数値目標策定などを、一定規模以上の企業に求める「女性活躍推進法」。同法が4月に施行されたことなどを背景に、管理職に就く女性が増えている。このため、女性管理職が商談や会食の際に着るスーツの需要も高まっているが、女性向けのスーツは男性向けと比べ「ポケットが小さい」といった課題を抱えている。婦人服の売り上げが縮小している中、メーカーや百貨店は新たな市場として、機能やデザインを工夫したスーツの提案に力をいれている。(江上佑美子)

 三陽商会は17日、女性管理職などに向けたブランド「エポカ」から、フォーマルな場に適した素材の布帛(ふはく)を用いたジャケット「24ジャケット ノーブル」を発売する。同社は2015年春に、同ブランドで伸縮性のあるニットジャケットを発売した。長時間着ていてもストレスを感じにくい点を訴求し、同ブランドの他のジャケットよりも売れ行きが好調だという。今回はブラウスなどに用いる、織物生地の布帛タイプのジャケットを投じる。

 そごう・西武は女性の仕事服に特化したプライベートブランド(PB)「リミテッドエディション@オフィス」を刷新し、9月上旬から展開する。ジャケットは内ポケットを標準装備したデザインにし、デザイナーのカール・ラガーフェルド氏と組んだラインも発売する。

 松本隆社長は女性向けスーツについて「(仕事服としては)不便、不都合な点が多い」と、開発の背景を語る。

 関連商材の開発も進む。アパレルメーカーのオンワード樫山(東京都中央区、馬場昭典社長)は、「社会で活躍する女性向け」と銘打ったミャンマー産ルビーを使ったジュエリーを、24日から本格的に発売する。大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ・フロントリテイリングも千趣会と共同で、歩行時の衝撃軽減機能があるクッションを用いたハイヒールなどを31日に出す。

 日本百貨店協会がまとめた婦人服・洋品の売上高は、6月まで8カ月連続で前年同月を下回るなど、市場は低迷している。女性管理職などの増加を背景に需要が高まる仕事着は、これまでカジュアル化が進んだことで「ジャケットやスーツを扱うブランドが減少傾向にあった」(三陽商会)ため、成長の余地が大きい。

 単価が高いスーツやジャケットの需要が高まっている点を追い風と見て、商品やサービスの展開を進める考えだ。

最終更新:8月9日(火)15時38分

日刊工業新聞電子版

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