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水星の主な火山活動、35億年前に停止していた可能性:研究報告

sorae.jp 8月9日(火)9時48分配信

太陽系のなかで、最も太陽に最も近い「水星」。この岩石からできている惑星は太陽を向いている面はかなり熱くなりますが、大きな火山活動は観測されていません。そして最新研究の結果、水星では35億年前に最後となる大きな火山活動があり、その後には静かな惑星となったことを報告しています。
 
火山活動には爆発的なものと溢れ出すものの2つがあり、水星の形成に影響を与えたのは後者です。水星の地殻は内部から溢れだしたマグマが創りだしたのですが、その性質を調査することで火山活動がおきた時期を知ることができます。
 
例えば火星では数百万年前に、そして地球ではいまでも火山活動が起きているのですが、ノースカロライナ州立大学のチームはクレーターの衝撃から水星の歴史を推定しました。同大学は水星探査機「メッセンジャー」が撮影した画像を利用し、クレーターのサイズと分布を調査。そして数学モデルと組み合わせることにより、水星表面の年齢を測定したのです。
 
また水星で35億年前から大規模な地殻形成が起きていないという事実は、同惑星の冷却とともにマグマの通り道が塞がったという理論を裏付けています。水星にはいまだに探査機が着陸したことがありませんが、今後同惑星に着陸機や探査車が派遣されればより正確なデータが取れるかもしれませんね。

最終更新:8月9日(火)9時48分

sorae.jp