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羽田空港にバイオジェット燃料導入へ

ニュースイッチ 8月9日(火)8時24分配信

2020年の五輪に向け貯蔵タンクなどを整備

 航空業界や石油業界、国土交通省など官民で構成する「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けたバイオジェット燃料の導入までの道筋検討委員会」は8日、東京都内で第3回会合を開き、バイオジェット燃料の導入先を羽田空港とする方針を明らかにした。17年3月までに燃料の種類や供給量についての見通しもまとめ、18年3月には貯蔵タンクなどの設備の整備計画を決める。

 バイオジェット燃料は木材や藻類を由来とする航空機用燃料。石油燃料と混ぜて使う。航空会社の意向などを踏まえ、羽田空港での導入を決めた。

 会合では20年時点の同燃料の国内生産量は最大でも年間1500キロリットル程度と、スケールメリットによる価格低減に必要な量の1割以下にとどまる見通しも明らかにした。

 サプライチェーンの計画では空港内の共同タンクの設置を想定してきた。ただ、認証手続きが間に合わない場合は、同燃料を積んだ専用車が公道で空港に移動し、航空機に直接給油する体制を整える方針を示した。

 国産バイオ燃料の普及に必要な低コスト化技術やインフラの整備が整うのは25年以降の見通し。これに先駆けて小規模でも国内で製造から貯蔵、出荷までのサプライチェーンを20年までに整えるため、検討委員会が15年7月に設置された。

最終更新:8月9日(火)8時24分

ニュースイッチ