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佐賀県内、最低賃金21円引き上げ 過去最高の715円答申

佐賀新聞 8月9日(火)11時2分配信

 佐賀地方最低賃金審議会(会長・富田義典佐賀大学芸術地域デザイン学部教授、15人)は8日、佐賀県内の最低賃金を時給で21円引き上げ、715円とするよう松森靖佐賀労働局長に答申した。10円以上の上昇は4年連続で、20円を超える上げ幅は初めて。最低賃金も過去最高額となる。10月2日から適用される予定。

 国の中央最低賃金審議会が7月27日に示した目安と同額になった。

 佐賀審議会の専門部会は計4回の会合で議論してきた。労働者代表が「健康で文化的な生活を送る上で時給800円以上が必要」とするのに対し、使用者代表は「景気、経営環境の厳しさから大幅な引き上げは困難。昨年、一昨年と同じ14~16円にとどめるべき」と反論した。主張の隔たりは大きかったが、全国や他県の状況を踏まえて妥結した。

 富田会長は「金額だけの審議では差が埋まらない。最低賃金の意義、暮らしていけるかという本質的な議論が必要ではないか」と指摘する。

 佐賀労働局は8月23日まで異議申し立てを受け付ける。

最終更新:8月9日(火)11時2分

佐賀新聞