ここから本文です

隠れたLINEいじめ発見へ スマホから匿名通報可、川越で試験導入

埼玉新聞 8月9日(火)10時30分配信

 埼玉県川越市内の市立中学校と高校で、民間企業が運営するインターネットの専用サイトを使っていじめに関する通報を匿名でできるシステムが試験導入されている。市教委は、生徒たちが手軽に通報できる環境を整備することで、表面化しにくいいじめを早期に発見したり、抑止につなげていきたい考えだ。

 システムを試験導入したのは、市立中学全22校と市立高校1校で、6月末から。民間企業のアディッシュ(東京都品川区)が運営している「キッズサイン」を活用している。

 いじめを確認した生徒は、専用のサイトから匿名で内容を投稿。同社スタッフがそれをチェックし、市教委に報告する仕組み。携帯電話のスマートフォンを使えば、いつでもどこからでも投稿できるのが特徴という。

 市教委は2012年度から、民間企業に委託してインターネット上の書き込みをパトロールする取り組みを実施。掲示板への悪質な書き込みなどが減ってきたという。市教委は「一定の成果があったのでは」とみる一方、無料通信アプリの「LINE(ライン)」などの普及で、「発見しにくいいじめも増えているのではないか」と分析。生徒たちが直接通報できるシステムの試験導入を決めた。

 市教委の担当者は「埋もれていたり、見えにくいいじめの把握につなげたい。いじめの早期発見や、抑止力にもなるのでは」と期待している。

最終更新:8月9日(火)10時30分

埼玉新聞