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【ブラジル】上期の雇用消失53万人 正規雇用、15カ月連続で純減

サンパウロ新聞 8月9日(火)4時28分配信

 労働雇用省が7月27日に公表した就労・失業者登録台帳(Caged)のデータによれば、2016年6月にはブラジル全体で9万1032人の正規雇用が消失した。同月の消失数は前の月の7万2615人を2万人近く上回ったが、15年6月の11万1199人に比べて約2万人少なかった。正規雇用の純減はこれで15カ月連続。伯メディアが同日付で伝えた。

 今年上期(1~6月)累計では53万1765人の正規雇用が失われた。この数字は、02年に始まった同調査史上、上期の消失数としては最大。また、今年6月までの12カ月間の消失数は176万5024人に達した。

 6月には、同省が分類する8分野のうち農業と官公庁を除く6分野で雇用が純減した。各分野の純減数はサービス業4万2678人、製造業3万1102人、建設業2万8149人、商業2万6787人、公的産業サービス991人、鉱業745人。これらとは逆に、農業では3万8630人、官公庁では790人の純増を記録した。

 全国の地方別では、ブラジル中西部で3110人純増したほかは軒並み純減した。純減数が4万7524人と最も大きかったのはエスピリト・サント、リオ、ミナス・ジェライス、サンパウロの4州からなる南東部だった。また、ブラジリア連邦直轄区と26州の中ではミナス・ジェライス(4567人増)、ゴイアス(3369人増)、マット・グロッソ(2589人増)、アクレ(191人増)、ピアウイー(101人増)、アマパー(54人増)、マット・グロッソ・ド・スル(35人増)、マラニャン(17人増)の8州でそれぞれ純増を記録。残りはすべて純減した。純減数がとりわけ大きかったのはサンパウロ(2万9915人減)、リオ(1万5748人減)、リオ・グランデ・ド・スル(1万340人減)の3州だった。

 同省発表の数字は正規雇用のみを考慮してまとめられたものであり、非正規雇用の数字をも含むブラジル地理統計院(IBGE)のデータとは異なる。

 IBGEの29日発表によると、16年第2四半期(4~6月)の全国の失業率は11.3%と、前の四半期(1~3月)の10.9%から上昇した。15年第2四半期の失業率は8.3%だった。また、失業者の数は、今年第1四半期に対して4.5%増、15年第2四半期に対しては38.7%増の1160万人に達した。

サンパウロ新聞

最終更新:8月9日(火)4時28分

サンパウロ新聞