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ロッベンにマケレレにエトー! レアル・マドリードを大いに悩ませてきた“元レアル”の名手たち

theWORLD(ザ・ワールド) 8/9(火) 20:30配信

ポジション争いの激しさゆえに……

スペインのレアル・マドリードが8日、カンテラの至宝ヘセ・ロドリゲスをフランス王者パリ・サンジェルマンへと放出した。同クラブでの未来を背負って立つと目されていた23歳は、おそらく自身が思い描いていたであろう青写真とは異なる運命を辿ることになっている。

2011年に当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョによってトップチームへと引き上げられ、多くのマドリディスタから将来を嘱望されていたこのエリートFWにとって、今回の決断は容易なものではなかったはずだ。しかしヘセのように溢れんばかりの才能を有しながら、サンチャゴ・ベルナベウにおいてその価値を100%評価されず、“リベンジ”という形式で白い巨人に華麗な恩返しを果たした元レアルのプレイヤーが山ほど存在する。次の4人の名手たちは、その中でもとりわけマドリディスタの記憶から離れることのない永遠のトラウマとして君臨している。

1:フェルナンド・モリエンテス(1997-2005)

ラウール・ゴンザレスとの軽妙なコンビネーションを披露していた時分は、多くのマドリディスタにとって心地の良い日々だった。しかしながら、彼がASモナコへと足を踏み入れた途端に、鋭い牙を向けたのだ。彼は2003-04シーズンにジネディーヌ・ジダンやロナウド、そしてルイス・フィーゴといった名手を擁した当時の“ガラクティコ”を相手に、チャンピオンズリーグの舞台で冷ややかな“恩返し弾”を浴びせると、古巣を欧州の舞台から排除。その鬱憤が認められ、アントニオ・カマーチョ監督はスペイン代表ストライカーをローンから復活させた。

2:サミュエル・エトー(1997-2000)

レアルのカンテラ史上最も古巣を苦しめたスーパークラックである。スペインの名門で定位置を確保できなかったこのアフリカンスコアラーは、マジョルカで徐々に復讐の狼煙を上げると、2004年にはあろうことかバルセロナへ加入。その後、レアルとバルサによるクラシコはさらに激化の一途を辿った。もちろんそれはエトーがあまりにもファンタスティックな点取り屋だったからに他ならない。かつてイケル・カシージャスはこのカメルーン人を“最も手強い対戦相手の1人”だと断言している。

3:クロード・マケレレ(2000-2003)

彼はマドリードにおけるベンチウォーマーでもなければ、退団後のリベンジャーでもなかった。しかしながら、この上なく優秀な黒子役が不在となったとき、レアル・マドリードの絢爛豪華なスカッドに明らかな機能不全をもたらしたことは明白だ。当時ピッチ上で最も効果的な役割に勤しんでいた守備的MFに対し、フロレンティーノ・ペレス会長は然るべき待遇を与えることなく、2003年にチェルシーへと売却。その後の両チームは対照的な運命を辿っている。

4:アリエン・ロッベン(2007-2009)

オランダが生んだ史上最高峰のスピードスターは、クリスティアーノ・ロナウドとニアミスでスペインを後にした。当時のラモン・カルデロン会長による目玉商品であったロッベンは、在籍したわずか2年間で幾多のファンタジーゴールを披露し、ロビーニョのお株を奪った。2009年に後の王様となるロナウドがマドリードへ到着すると、2500万ユーロでバイエルン・ミュンヘンへ去り、“夢の競演”は実現せず。その後、彼がブンデスリーガでどれほどの活躍を見せつけたかを考慮すれば、売却した魚は大き過ぎたと言えるだろう。

最近ではダニ・カルバハルやアルバロ・モラタなど、武者修行を経て古巣に帰還するパターンが増加しているレアル。今回パリへと去ったヘセもまた、いつの日か再び白いシャツを纏うときが来るかもしれない。

http://www.theworldmagazine.jp

最終更新:8/9(火) 20:30

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