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「当事者意識ない」 県議会委が知事ら批判 相模原殺傷

カナロコ by 神奈川新聞 8月9日(火)7時3分配信

 県議会厚生常任委員会と防災警察常任委員会が8日開かれ、相模原の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件を議題として質疑を行った。委員からは、黒岩祐治知事を含めた県側の事件後の対応について、当事者の危機意識が足りないと批判する声が上がった。

 厚生委では、保健福祉局の佐久間信哉局長が「事件を防げなかった。痛切に責任を感じている」と答弁。知事が7月29日に事件再発防止対策本部で指示を出して以降、公務がないとして約1週間登庁していないことなどに、委員からは「県立施設にもかかわらず、初動態勢や情報収集・開示のスピード感などが疑問だ。当事者意識がない」との指摘が出された。

 元施設職員の容疑者の言動などにやまゆり園が危険を感じ、4月に防犯カメラの設置を県と協議した際、県側が理由を詳しく確認しなかった点もただした。県は「他施設で盗難の前例があり、気が回らなかった。今から思えば反省すべき点は多い」と答弁し、改善する考えを示した。指定管理者制度のデメリットについても「県と一体でないため、情報共有が欠けていた」との認識を示した。

 防災警察委では、筒井洋樹刑事部長が事件の経過を説明し「動機や背景を含め、鋭意捜査を推進するとともに、被害者の心情に配慮した適切な支援に努める」と述べた。事件前の園や相模原市との情報共有などについて質疑があった。元施設職員の容疑者の刑事責任能力の有無については、県警は「捜査中のため答弁を控える」と述べた。

最終更新:8月9日(火)7時3分

カナロコ by 神奈川新聞

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