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S&P、韓国の信用格付け過去最高のAAに上方修正 

ハンギョレ新聞 8/9(火) 12:10配信

格上げ11カ月で再び上方修正 豊富な通貨・財政余力、安定的経済成長が理由

 世界3大格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が韓国の国家信用等級を過去最高の格付けとなる「AA」に上方修正した。昨年9月に「AA-」に1段階引き上げてから1年も経たず等級を再び上げた理由は、韓国の通貨・財政余力が十分だと見たからだ。

 S&Pは8日、上方修正の事実とともに今後の格付け見通しも「安定的」と明らかにした。韓国に付与されたAAは、同社が運用する21等級のなかで3番目に高い。韓国より高い等級の国はドイツ、カナダ、オーストラリア、シンガポール、香港(以上AAA)と米国(AA+)の6カ国だけだ。

 S&Pは格付けの上方修正の理由として3つを挙げた。まず安定的な経済成長を挙げた。韓国の1人当たりの実質国内総生産(GDP)増加率は2.6%水準で、2008年の金融危機以前の水準には及ばないが、0.3~1.5%の先進国よりましなレベルということだ。同社は2019年に韓国の1人当たりの国内総生産が3万ドルを超すと見込んだ。

 相対的に多い通貨・財政余力も格付けの上方修正の原因となった。実際、韓国中銀の基準金利が過去より低い水準や追加の引き下げをする余力があり、国家債務は増えてはいるものの、主要国に比べ非常に安定している。昨年、韓国が対外純債権国の地位を得て銀行部門の対外債務満期が増えるなど、対外部門の健全性が改善されたことも格付けの上方修正に影響を及ぼした。

 同社は今後、2年間の信用等級は変わらない予想した。ただ、そこには但し書きがつけられた。S&Pは「(北朝鮮指導者の)金正恩(キムジョンウン)が2011年に継承して以降、韓国が観察した以上に危険が大きくならなければ韓国の信用格付けの変化の可能性は低い」と明らかにした。

 チェ・ジヨン企画財政部国際金融課長は「グローバルな不確実性が拡大する現在の状況で(国家信用格付けの上方調整は)韓国経済が差別化される主要な要因として作用するものと期待される」、「当面、国内の金融会社や公企業などの国外の借り入れコストの減少など対外安定性が強化されるだろう」と話した。

キム・ギョンラク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:8/9(火) 12:10

ハンギョレ新聞

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