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ごみ焼却施設の一本化先送り

紀伊民報 8月9日(火)16時34分配信

 和歌山県のみなべ町と田辺・西牟婁の市町長は8日、ごみ焼却施設について「2020年度をめどに一本化する」という目標を断念した。延命化工事を終えた施設が既にあるほか、これから新設にかかる時間を考えると、20年度の実現は難しいと判断した。

 1市4町でつくる田辺周辺広域市町村圏組合の理事会が、田辺市朝日ケ丘の県西牟婁振興局であり、各首長が確認した。当面の目標は断念したが、環境面や経済面を考えると大規模施設を動かし続ける方がよいとして、具体的な時期は掲げないまま「将来的な一本化」の方針は維持することも合わせて確認した。

 ただ、地元区との協定で使用期限が決まっている施設もあり、一本化するまでに、使用期間の延長や民間委託のほか、集約化も含めた判断を各市町は迫られることになる。

 組合管理者の真砂充敏田辺市長は「いろいろな議論はあったが、これから『20年度』というめどは現実的ではないということで理事会で確認した。将来的な課題として一本化には取り組んでいかないといけない」と話した。

 白浜町は町清掃センター(白浜町保呂)の施設を12~14年度、工事費約9億4500万円をかけて基幹改良。田辺市も同市元町にある施設を大規模改修している(16年度で完成予定)。その工事費は約27億円になる。こうした現状もあり、一本化に向けた具体的な取り組みはストップしていた。

最終更新:8月9日(火)16時34分

紀伊民報