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ダラーズが悲願の初優勝 全日本女子軟式野球

北國新聞社 8月9日(火)3時26分配信

 第27回全日本女子軟式野球選手権最終日(8日・東京都江戸川区球場ほか)石川のダラーズは準決勝で愛知のセカンドラスターを6―4で破った後、決勝で千葉マリンスターズに1―0の完封勝ちを収め、初優勝した。決勝は3年連続で同じ顔合わせとなり、全国制覇を果たした選手たちは喜びを爆発させた。最優秀選手には投手の坂下翠が選ばれた。

 決勝は息詰まる投手戦となり、試合が動いたのは五回表だった。ダラーズは、四球で出塁した内藤沙弥が犠打で進塁し、続く山内栞里が初球を左前に運んで先取点を奪った。投げては金沢学院大OGで元全日本代表のエース坂下が緩急を生かし、相手に二塁を踏ませない好投を見せた。

 ダラーズは10月の女子軟式野球ジャパンカップに出場し、全日本大学女子選手権の優勝チームと日本一を懸けて戦う。吉田典宏監督は「明日から気持ちを新たに練習に励み、真の日本一を目指す」と力を込めた。

 37歳のベテランがチームを優勝に導いた。坂下は最後の打者を打ち取るとマウンドで両手を突き上げ、駆け寄ってくる仲間にもみくちゃにされた。

 3年連続で決勝に先発し、リベンジのマウンドとなった。「仲間が点を取ってくれた。このチャンスは逃すことはできない」と、点が入った直後の五回裏から完璧に抑えた。

 終わってみれば、被安打3の完封勝利。最優秀選手にも選ばれた。初の全国制覇に「私だけじゃなく、みんなが活躍した。これまでダラーズに協力してくれた人にも感謝したい」と控え目に話した。

 チームには中学生ら若手が加入し、指揮官は「坂下が引っ張っている」と評価する。坂下はベテランと若手がうまくかみ合ったことを勝因に挙げ、「女子野球が発展するよう、これからも力を尽くす」と意欲を述べた。

北國新聞社

最終更新:8月9日(火)3時26分

北國新聞社