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米国債:10年債はもみ合い、雇用堅調も利上げ織り込み進まず

Bloomberg 8月9日(火)5時4分配信

8日の米国債市場では10年債利回りが6週間ぶり高水準近くでもみ合う展開。米労働市場の力強い伸びを示す兆候が表れているものの、足元の利上げ観測は強まっていない。

5日には雇用者数が予想を上回る伸びを示し、10年債利回りが3月以来の大幅上昇となったが、この日はほぼ変わらず。金利先物市場が示唆する9月の利上げ確率はわずか26%、年内は金利が維持されるとの見方が強い。

マシュー・ホーンバック氏率いるモルガン・スタンレーのストラテジストチームは、9月20-21日の連邦公開市場委員会(FOMC)が近づくにつれ、市場が織り込む利上げ確率は高まるとの見方を示した。「今回の雇用統計と9月の利上げ確率をあまり直接的に関連付けないよう注意が必要だが、投資家はそうせざるを得なくなるのではないだろうか。9月の利上げ確率は現在よりも高くなると考える」と顧客向けリポートで指摘した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによればニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前営業日比ほぼ変わらずの1.59%。7月には1.318%と、過去最低を更新していた。この日の同年債(表面利率1.625%、2026年5月償還)価格は100 10/32。

今週は9日から3日間にわたり3、10、30年債の入札が実施される。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査によると、12日発表の7月の小売売上高は前月比0.4%増(中央値)と予想されている。

モルガン・スタンレーは2年債利回りより5年債利回りの方が上昇すると見込んだスティープ化の取引を推奨。「市場が今後1年間で2回以上の利上げを織り込んでいるのなら、2年債と5年債の利回り曲線はスティープ化するはずだ」と記述した。さらに「当社の米エコノミストが予想するように小売売上高が力強い内容になれば、この取引を後押しするはずだ。国債入札予定も寄与すると考える」とした。

2年債と5年債の利回り差は41ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)前後と、5日の雇用統計発表前の38bpから拡大している。

原題:Treasuries Fluctuate as Traders Reluctant to Boost Wagers on Fed(抜粋)

第5段落以降を追加し、更新します.

Andrea Wong

最終更新:8月9日(火)6時36分

Bloomberg

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