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ドル・円は102円半ば、日本株堅調で底堅い-英ポンドや豪ドルが下落

Bloomberg 8月9日(火)11時25分配信

9日の東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=102円台前半から半ばで推移した。米雇用統計以降のドル買い・円売りの流れに一服感が広がる一方、日本株の堅調推移を背景にドル・円は底堅さを維持した。

午後3時15分現在のドル・円相場は102円46銭前後。朝方に102円27銭まで弱含んだ後、一時102円53銭まで値を切り上げる場面が見られた。新規の材料に乏しい中、午後にかけては102円台前半で小動きとなった。前日の海外市場では原油相場の大幅反発などを背景にリスク選好の流れが続き、一時102円66銭と2日以来の水準までドル高・円安が進んでいた。

JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉為替調査部長は、米国では雇用統計が強く利上げ見通しが若干修正されたが、年内利上げをまだ織り込み切れていない状況で米金利にはもう一段上昇余地がありそう、と指摘。「日米金利差がどんどん縮小していき、それがドル・円を押し下げるような展開にはなりづらい」と話した。

フェデラルファンド(FF)金利先物市場動向に基づくブルームバーグの算出によると、年内の米利上げの確率は47%。米雇用統計が発表される前日の4日時点は37%だった。9月の利上げ確率は26%で、4日時点では18%だった。9日の東京株式相場は小安く始まった後、プラスに転じ、日経平均株価はほぼ2週間ぶりに1万6700円台に乗せた。

三井住友銀行市場営業部NYトレーディンググループの柳谷政人グループ長(ニューヨーク在勤)は、米雇用統計を受けて、利上げの話が前向きになってきているのは間違いないが、ドルが本格的に買われて、市場を引っ張っていく状況になるには9月の利上げの確度が高まらないと「ちょっとしんどい」と指摘。半面、株が底堅く推移する中で「ドル・円も底堅く推移しやすい」と話していた。

オーストラリア・ドルは前日の海外市場で7月15日以来の高値となる1豪ドル=0.7672ドルまで上昇したが、この日は0.76ドル台前半まで豪ドル売りが進行。ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が9日発表した7月の企業信頼感指数は、4と前月の5から低下した。NABは豪中銀の金利見通しを修正、来年5月と8月に25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを実施すると予想した。

一方、中国が発表した7月の消費者物価指数は前年同月比1.8%上昇と市場予想と一致した。7月の生産者物価指数は同1.7%低下。市場予想は同2.0%低下だった。

英ポンドは対ドルで続落し、約1カ月ぶりに1ポンド=1.3000ドルを割り込んだ。イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のマカファティ委員は英紙タイムズへの寄稿で、景気が減速すれば「追加緩和が必要になる可能性が高いと考えるが、数カ月以内にそれがあっけなく実行されることもあり得る」と指摘した。

Hiroko Komiya

最終更新:8月9日(火)15時20分

Bloomberg

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