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米国債にアナリスト困惑-10年債利回りが年末予想を上回る

Bloomberg 8月9日(火)16時58分配信

ここ1年、米国債の相場上昇ばかりを追い続けてきたアナリストらが困惑している。10年債利回りがアナリストらの年末予想の中央値を上回った。

5日発表された7月の米雇用統計の内容が予想より良かったことで年内利上げの観測が強まった。先物市場が織り込む年内利上げ確率は47%と月初の36%から上昇した。

10年債利回りは7月6日に付けた過去最低の1.32%から26ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。一方、アナリストらは同じ期間に年末の利回り予想を20bp引き下げ1.57%としている。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、10年債利回りはロンドン時間8月9日午前6時52分(日本時間午後2時52分)現在、前日比2bp低下の1.58%。8日は前週末からほぼ変わらず、5日には9bp上昇し3月1日以来の大きな上昇となっていた。

それでも、アナリストや市場参加者の多くは利回り上昇が短命に終わるとの確信を維持している。セント・ジョージ銀行のシニアエコノミスト、ジャヌ・チャン氏(シドニー在勤)は「世界的な金融緩和が利回り上昇を抑え、非常に緩やかなペースとなる米利上げの影響を打ち消すとみられる」と分析し、「過去最低を再び試す可能性がある」と述べた。

原題:U.S. Bond Retreat Confounds Analysts as Fed Rate Bets Revive(抜粋)

Kevin Buckland

最終更新:8月9日(火)16時58分

Bloomberg