ここから本文です

マクドHD:四半期純損益が2年ぶり黒字、ポケモン効果「時期尚早」

Bloomberg 8月9日(火)18時11分配信

経営再建中の日本マクドナルドホールディングスの4-6月期の純損益が3億3400万円の黒字となった。2014年7-9月以降7四半期連続で続いていた四半期ベースでの赤字に終止符が打たれたことになる。

9日の発表資料によると、1-6月の純利益は従来の赤字予想を覆し、1億5800万円の黒字となった。「店舗運営のさらなる効率化や効果的なマーケティング活動の展開により費用対効果を高めることができた」としている。前期(15年12月期)に計上した店舗閉鎖損失引当金が実際に発生した額よりも大きかったため、特別利益4億7800万円を計上した。

マクドHDは14年7月に取引先だった中国業者が使用期限切れの鶏肉を使用していたことや、商品へのプラスチック片などの異物混入、さらに米国での港湾労使交渉の長期化によりフライドポテトの販売を限定するなど、次々と問題が浮上。メニューの見直しや店舗の改装・閉鎖などに取り組み、今期(16年12月期)は13年以来となる純損益の黒字化を目指している。

サラ・カサノバ社長は9日の会見で、自分たちは「回復の軌道に乗っており、業績改善を続ける」と話した。現在は「昨年とは大きく異なるビジネス環境にある」という。

ポケモンGO

マクドHDは7月22日に日本で公開されたスマートフォン向け拡張現実ゲーム「ポケモンGO」とのコラボレーションを行っており、国内の全2900店が他のプレーヤーと戦ったり必要なアイテムを手に入れたりできる場所になる。1500店で無料でWi-Fiを提供し、ゲームを楽しむ場を提供しているという。

カサノバ社長は、同コラボレーションは集客に寄与しているものの、同社収益への影響の評価は「時期尚早」だと述べた。発表資料によると、今期の業績見通しは、同社のビジネスモデルが下期(7-12月)の影響が大きいビジネスモデルだとして、修正を見送っている。

Monami Yui

最終更新:8月9日(火)18時11分

Bloomberg