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ケニア、またも台湾人を中国大陸に“送還” 蔡政権への圧力か

中央社フォーカス台湾 8月10日(水)16時2分配信

(台北 10日 中央社)外交部は8日、ケニアの警察当局が中国大陸からの圧力に屈服し、裁判で無罪となった台湾人5人を大陸に移送したとして、ケニアに抗議した。裁判所は台湾への送還を命じていた。

5人は2014年11月、ケニアの首都ナイロビで起きた詐欺事件で中国大陸籍の容疑者とともに逮捕されたが、今月5日に無罪判決が言い渡されていた。ケニアは今年4月にも詐欺事件で逮捕した台湾人45人を大陸に引き渡している。

政府は中国大陸側に5人の返還を求めているが、大陸の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は、台湾が「92年コンセンサス」と「一つの中国」の原則を認めていないため、両岸(台湾と大陸)間の連絡メカニズムは停止していると指摘。台湾側はこの事実を正視し、メカニズムを回復するために本気で努力すべきだと述べた。

2008年以降、国民党の馬英九政権(当時)は「92年コンセンサス」に基づき中国大陸との交流を進めていたが、今年5月に発足した民進党の蔡英文政権は受け入れを事実上拒んでいるため、大陸側が圧力を強めている。

大陸委員会によると、台湾人5人の勾留先は北京市海淀区にある拘置所だという。

<92年コンセンサス> 1992年に台湾と中国大陸が窓口機関を通じ確認したとされるもの。“一つの中国”を前提としているがその解釈には触れておらず、国民党は「一つの中国=中華民国」との立場を示している。

(陳家倫、邱国強、黄兆平/編集:杉野浩司)

最終更新:8月10日(水)16時2分

中央社フォーカス台湾

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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