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親戚の絆 深めよう 糸満「東前國吉門中会」結成

琉球新報 8月10日(水)11時14分配信

 【糸満】門中の絆や親戚同士のつながりを活性化させようと、糸満市の東前國吉(アガリメークヌシ)門中の関係者らは7月30日、「門中会」の設立総会を糸満市潮平のレストランで開いた。門中の関係者ら約45人が出席して懇親し、交流を深めていくことを確認した。

 門中会の結成については、時代の移り変わりとともに伝統的な門中の関係が薄れつつあることを危惧し、関係者らが数年前から議論を重ねてきたという。会長に就任した國吉眞安さん(82)は「最近は親戚なのに顔も分からないという時代になっている。門中が互いに激励し、助け合うことは必要なことだと考えた」と思いを語った。

 東前國吉門中は1450~76年ごろの尚泰久王、尚円王の時代に琉球王府に仕えたとされる國吉眞元を祖先とし、眞元の九世眞敬の三男眞尭の流れを組む一門という。眞元は組踊「義臣物語」の主人公として義理人情に厚く、忠義心と武勇を持った人物として描かれており、那覇市首里金城町に墓が残っている。

 結成総会で会長の眞安さんは「今後は年に1度は集まりを持ち、その他スポーツなどで懇親することも考えたい。また、われわれのルーツである眞元公の墓や足跡を訪ねることもやってみたい」と意欲を示した。

琉球新報社

最終更新:8月10日(水)11時14分

琉球新報