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【柔道】銅メダル永瀬を支えた母 親子で築いた「鉄壁の防御」

東スポWeb 8月10日(水)11時31分配信

【ブラジル・リオデジャネイロ9日(日本時間10日)発】柔道男子81キロ級の永瀬貴規(22=旭化成)が、銅メダルを獲得した。準々決勝で敗退も、敗者復活に回ってからの2試合でようやく本来の力を発揮した。

 永瀬を支えたのは母・小由利さんだ。型の経験者で小学校時代には柔道着を着て、練習を見守った。永瀬によれば「審判の資格は持っているかも」。中学に入ると、部活がなかったため永瀬を同級生の親と交代で毎日出稽古に連れて行った。乱取りの相手は社会人や女子高生が多く、独特の柳の木のようなスタイルを身につけていく。「女の子は柔らかい。男子にも時々そういう相手がいるので慣れることができた」と永瀬は振り返る。

 長崎日大高にスカウトした松本太一監督(36)は中3の永瀬と初めて乱取りをした際、小由利さんにこう話した。「自分は10年たって、組んで投げられない位置をだいたい分かったんですけど、この子はすでに投げられない位置にいる」。鉄壁の防御も母との二人三脚のたまものだった。

 そんな小由利さんも、脇においやられる時がある。永瀬は帰省すると、飼っている2匹のトイプードルに会いたくいて仕方がない。玄関では「お母さん入らんといて、おいがまず入るけん」。犬に芸を教え込み、寝る時も一緒。そんな姿を母はほほえましく見ている。

最終更新:8月10日(水)11時31分

東スポWeb