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【サッカー】前園氏が指摘 手倉森ジャパン勝利のカギは主将・遠藤航

東スポWeb 8月10日(水)16時1分配信

【ブラジル・サルバドル9日(日本時間10日)発】リオデジャネイロ五輪を戦うサッカー男子の手倉森ジャパンは1次リーグ最終戦スウェーデン戦(10日=同11日)に臨む。会見した手倉森誠監督(48)はジョークを交えて必勝を誓った。元日本代表MF前園真聖氏(42=本紙評論家)は守備重視の方針撤回を求めた上、ここまで目立った活躍のない主将のMF遠藤航(23=浦和)の復活が“勝利の条件”になるという。

 大一番のスウェーデン戦を前にスタジアムで記者会見した手倉森監督は「世界での1勝が決勝トーナメントにつながるよう、攻守とも連動したサッカーをしたい」と意気込みを語った。これまでの2試合はDF陣のミスから先制を許すなど、自分たちで苦しい状況に追い込んでしまっただけに「まずは先制点を目指す」と力を込めた。

 日本がグループ2位でベスト8に進むには最終戦に勝つか引き分けた上で、ナイジェリアと対戦するコロンビアの結果次第という状況。指揮官は「ギリギリのところで可能性を残せているのは、このチームの辛抱強さ。チームにまとまりがあってこそ粘り強く戦えているので報われてほしい。負けたら終わりという覚悟が必要。サルバドルに来ましたけど“サラバドル”にならないようにやっていく」と前を向いた。

 そんな中、1996年アトランタ五輪でブラジルを破る大番狂わせ“マイアミの奇跡”を演出したチームの主将だった前園氏は最終戦の戦い方についてこう分析した。「自力突破はなくなりましたが、決勝トーナメント進出の可能性は残りました。スウェーデン戦はとにかく勝つしかありません。そのためにはスタイルを変える必要があります」

 手倉森ジャパンは1月の五輪アジア最終予選(カタール)以降、しっかり守って少ない好機でゴールを奪うという戦い方を徹底している。結果は別として本大会でも同様のゲームプランで臨んでいるが、1次リーグ最終戦は勝利が求められているため、これまでの方針を撤回するしかないという。

 前園氏は「守備陣は臆病になっているように見える。悪い流れからメンタル的にも立て直せていませんが、次は攻撃から入らないといけない。失敗を恐れずにリスクを負ったプレーをしなければなりません。攻撃陣は2試合で6点取っているのでポジティブに捉えていいでしょう。あとは勇気を持ったプレーをどこまでできるかです」と強調した。

 その上で前園氏は勝利するために主将の復活が欠かせないと指摘。「気になるのは誰がリーダーシップを取るのか。キャプテンの遠藤は、プレー面でどこにいるのかわからないほど存在感を示せていません。本来はフィードもできるし、守りも手堅い選手。だからこそキャプテンシーを発揮してほしい。それがなければ日本の勝利は難しいでしょう」

 日本は2戦目と同様4―4―2布陣で臨むことが確実。3試合連続ゴールを狙うエースFW浅野拓磨(21=アーセナル)のパフォーマンスにも期待がかかるなか、手倉森ジャパンは持ち味の守備ではなく、攻撃重視で準々決勝進出をつかみ取れるのか。

最終更新:8月10日(水)16時1分

東スポWeb

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