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【卓球】初の4強 福原愛の快進撃の裏に“地獄の猛特訓”

東スポWeb 8月10日(水)16時23分配信

【ブラジル・リオデジャネイロ9日(日本時間10日)発】卓球の女子シングルスで、五輪4大会連続出場で世界ランキング8位の福原愛(27=ANA)が初の4強入りを果たした。ロンドン五輪銅メダリストで同4位のフェン・ティアンウェイ(29=シンガポール)に4―0のストレート勝ち。ここまで快進撃を続けている裏には“地獄の猛特訓”があった。

 第1ゲームから集中していた。バックの強打で重圧をかけながらボールを左右に散らし、フェンを揺さぶった。デュースに持ち込まれても冷静に対処し、14―12で奪取。続く第2ゲームも一進一退の攻防だったが、福原が連取した。第3ゲームでフェンがタイムアウトを取っても、福原は主導権を手放さず圧倒。最後の第4ゲームでは8連続ポイントを奪う猛攻を見せ、わずか36分で3試合連続のストレート勝ちを収めた。

「自分でも4―0で勝てるとは思っていなかった。すごく驚いているが、いい試合になった」

 フェンには5連敗中で、通算対戦成績も3勝14敗。そんな相性が悪い相手でも集中力を切らすことがなかったのは、2か月前の苦い思い出があるからだ。

 6月のジャパンオープン荻村杯では、1回戦敗退という惨敗に終わった。続く韓国オープンでも1回戦敗退。危機感を募らせた福原は、地獄の猛特訓に励んだ。

「今までは練習しても限界になる前にやめていましたが、今回は毎回、限界を超えるまで練習していました。終わったら、体育館から動けなくなるほどでした」

 それだけではない。対戦相手が決まると、過去の映像を繰り返し見ているという。しっかりと頭に叩きつけ、対策を立てて試合に臨んでいるのが奏功している。「過去の五輪の大会で、事前の準備をここまでやったことはありません。練習の成果も出ているのが好プレーにつながっているんだと思います」と、準備の段階から手応えをつかんでいた。

 10日午前11時(同午後11時)の準決勝の相手は元世界ランク1位(現在は5位)でロンドン五輪金メダルの李暁霞(28=中国)。ロンドン五輪女子団体決勝の1番手で対戦した時は1―3で敗れたが、福原に臆する様子はない。「五輪は何が起きるか分かりませんから」

 過去3大会とは、ひと味もふた味も違う「愛ちゃん」が、日本卓球界で誰も達成したことのない個人種目でのメダル獲得に王手をかけた。

最終更新:8月10日(水)16時23分

東スポWeb