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新型「スカイライン クーペ」こと「Q60」が栃木で本格生産、新色は“深い赤”

MONOist 8月10日(水)17時10分配信

 日産自動車は2016年8月10日、栃木工場(栃木県上三川町)で、インフィニティブランドの新型スポーツクーペ「Q60(日本名:スカイライン クーペ)」の本格生産に入ったと発表した。2016年1月の「北米国際自動車ショー2016」で初披露されたQ60は、同年後半から市場投入されることが明らかになっている。

【新型「Q60」の外観や内装などその他の画像】

 栃木工場は1989年のインフィニティブランドの発足から同ブランドの車両を生産している。2016年1月に国内販売を停止した、従来モデルのスカイライン クーペも栃木工場で生産していた。

 新型Q60を生産するに当たり、栃木工場では生産ラインの改良を行っている。同車の特徴である鋭いアングルとボディーラインを再現できるよう、深いボディプレス加工技術の採用や、樹脂製トランクリッド用の新しい治具の設置など、プレスおよび組立工程を中心に改良を施した。また、品質管理のさらなる向上のため、検査工程に新しい照明システム、組立工程にカメラ・ビデオシステムを導入している。

 新型Q60を特徴づけるトランクリッドは、世界で初めてスチール製のフレームと樹脂製の外板を組み合わせて実現した。高い品質で実現するため、生産、デザイン、開発の各チームが緊密に連携したという。

 新型Q60は新色として、つやのある深い赤色である「ダイナミック・サンドストーン・レッド」を採用している。この新色は、インフィニティの塗装のエキスパートが開発した、機械と人間の手による塗装を組み合わせた新しい塗装手順が必要となることから、栃木工場内に専用の塗装ブースを設置した。これにより、塗装の厚さや品質をより緻密に管理できるようになった。

 栃木工場では、インフィニティを生産するため、約4500人の従業員から、高度な技能を有する熟練の職人である「匠」を216人選出している。インフィニティの匠は、高い技能を備えているだけでなく、プレミアムカーの生産に関する特別な訓練を受け、インフィニティとそのコアバリューに対して深い理解を有する。また、カイゼンの手法に忠実であり、新しい技法やスキルを学ぶため、定期的な集中トレーニングも受けている。

 さらに、これらの匠の中から、プレミアムモデルの生産に最も精通し、インフィニティの顧客の要望と期待を最も理解した「マイスター」を6人選出している。マイスターは、栃木工場におけるインフィニティの生産のあらゆる面を監督し、インフィニティモデルならではの特徴に対応できる生産工程になっているかを確認している。

最終更新:8月10日(水)17時10分

MONOist