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【カヌー】快挙の銅・羽根田「やっと成し遂げたぞという気持ち」

東スポWeb 8月10日(水)16時50分配信

【ブラジル・リオデジャネイロ9日(日本時間10日)発】リオ五輪カヌー・スラローム男子カナディアンシングルの羽根田卓也(29=ミキハウス)が銅メダルを獲得。カヌー競技で日本に初のメダルをもたらした。

「日本人がこの競技でメダルを取るなんて、誰も信じていなかったと思う。やっと成し遂げたぞという気持ち」

 悲願のメダルだった。小学生でカヌーを始めた羽根田は高校卒業と同時に、金メダルを夢見て強豪国のスロバキアに単身留学。地元の体育大学に通いながら、世界トップと戦える技術を磨いてきた。

 決勝に進んだ10人中、羽根田は5番目のスタート。持ち味の水の流れを生かした巧みなパドルさばきを見せノーミスで97・44点としたが、3番目に競技したスロバキアのベニュシュが95・02点を出しており、この時点で金は消えた。さらに優勝した8番目のガルガウシャヌ(フランス)にも抜かれたが、3位は譲らなかった。

 初出場の2008年北京五輪は14位。前回ロンドン五輪では7位と順位を上げてきた。今年6月のW杯では3位に入るなど、国際大会でも上位に入る実力を身につけた。「予選、準決勝、決勝と大きなミスもなく、自分の競技人生の中で一番高いパフォーマンスが出たと思う」

 技術だけではなく体力アップなど総合力を高め、3大会連続出場の経験も生かし切り、ついに表彰台に上った。それでも満足はしていない。「東京五輪で金を狙いたい」。早くも4年後への野望を口にした。

☆はねだ・たくや=1987年7月17日生まれ。愛知県出身。2012年ロンドン五輪7位、14年世界選手権5位。14年仁川アジア大会金メダル。愛知・杜若高出。175センチ、70キロ。

最終更新:8月10日(水)16時50分

東スポWeb